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昼寝【東方】

学パロ


幽香×アリス



「アリスー、お客さん」


戸の近くに居る友人に言われて、駆け足で行く。
其処には見知った人物、風見幽香が立っていた。


「ちょっと付いてきなさい」
「…もうすぐチャイムなりますよ?」


時計を見てから言った。
今は十分休憩で、終わりまで三分を切っている。


「だから?」
「遅刻になります」


溜め息を吐きながら言ったが、幽香は笑顔でアリスの手を掴んで走りだした。


「またサボりですか?」
「サボりじゃなくて、ちょっと長く休憩するだけよ」
「それはサボりです」


幽香に合わせて走りながら言うと、幽香は楽しそうに言う。
今回のように、いきなりアリスを連れ出す行為は初めてではない。
結構な頻度で幽香はアリスを連れ出す。


「この時間は凄く眠いのよ」
「一人で寝たらいいじゃないですか。教室で」
「陽当たり悪いのよ。それに、寝るには枕が必要でしょ?」


幽香が屋上の扉を開けている後ろで、アリスは肩で息をしている。


「正直迷惑です。日数足りなくて留年したらどうしてくれるんですか」
「私も一緒にダブってあげる」
「嬉しくないなぁ」


ゆっくりと幽香の後に付いて、屋上に出る。
時間は五時限を終えた、お昼をちょっと過ぎた頃。屋上にはガンガンに陽が当たっている。


「陽に当たるの?」
「当たり前じゃない」
「日焼けする…」
「長袖だし」
「そんな問題じゃないです。手とかが焼けますよ」


陽の下に出るのを拒むアリスに近寄り、幽香は呆れる。


「今日だけ、ね?」
「せっかく綺麗な肌をしてるんですから…」
「この肌じゃない私は嫌い?」
「嫌いとかじゃなくて、勿体ないんです」
「大丈夫よ」


ぐいっとアリスを引き寄せ、顔を近付ける。


「それなりの対処はしてるわ」
「んー…」
「ダメ?」
「今回だけですよ」
「有り難う」


軽くキスをして、アリスのご機嫌をとる。


「膝枕、お願いね」
「はーい」


笑顔の幽香に対し、やる気のない返事をしてからぺたりと座り込む。


「次の時間までには起こしますよ」
「えー」


アリスの膝に頭を置き、仰向けに横になる。


「留年なんて洒落にならないです」
「一年多く、アリスと学校でイチャイチャしたい」
「…恥ずかしい事、言わないでください」


幽香の髪を撫でるアリス。
それを気持ち良く感じながら、幽香は目を閉じた。



++++++++
オチってなぁに?美味しいものー?(*´∀`)

幽香に敬語なアリスに違和感がないww

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