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ねがい(A)
※旧拍手





『皆さん、こんにちは。今日も放送部がお届けする『おっひるや〜すみはウキウキウォッチング♪氷帝情報番組』が始まりましたー!』

「忍足ー今日の内容知ってる?」
「いや全く知らんわ。あの放送部部長と友達なんやろ?何か聞いてへんの?」
「絶対聞けって言われたけど知らん。そういや跡部は?」
「さっきまでおったのにな?」








『今日のゲストは男子テニス部部長跡部景吾君です!』
『今日は寄せられた質問にどんどん答えてやるから聞いてろよ!』

「……いたね」
「そやな…」





好きな物や飼ってる動物、数々の質問に答える跡部。
そして残り時間が5分と迫ってきた時…



『ズバリ跡部君の願いとは何ですか?』
『アーン?俺様の願いだと?そんなもんねぇよ』

「言うと思ったわ…」
「あるわけないよね〜」



『不自由なく暮らせる生活に、誰もが羨む良すぎるルックス』

「自分で言ってるし…」
「いつものことやん」



『…まぁ身長が忍足に負けてることは納得いかねぇが…』

「気にしてたんだ…」
「フッ…」



『これから成長期だしな』

「まだ延びる気なの!?」
「だってまだ成長期やで?」



『そんな俺様に願いなんてあるはずねぇだろ?だいたい神に祈る自体無駄なんだよ。神に祈るんだったら俺様に跪ずいてな!』

「うーわー超ウゼー」
「もう何もフォローできへん…」



『あぁ…一つあったな、叶えたい願いが。』

「珍しいこともあるもんだ…」
「"好きな女の心"とか言うんやないの〜?」
「え?いるの!?」
「…気付いてへんの?」








『どうか……名前の胸がデカく
「ぁあああとべぇえええーーーー!!!!」








名前の声は学校中に響いた。
後に跡部がどうなったか知る人はいない…。








ねがい

(校内放送でなんてこと言うのよ!?)
(フッ…そんなに気にしてんのか?)
(し、してないわよ…!)
(そうか…折角俺様がワンサイズ大きくしてやろうと思ったのによ)
(え?ま、まじで?)


――――――――――
んで、連れ去られて跡部に喰われちゃうとか(笑)




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