「恭弥、いるかー?」
応接室で高価なソファーに腰を下ろしてる俺の愛弟子。
「消えて、」
いつもの素っ気なさ。
気怠そうに俺を睨んで一言。
成長期独特の可愛らしい声が掠れている。掠れた声も可愛い(ってかエロい)。
「恭弥、声…。」
「煩い、黙れ。」
「風邪?」
「風邪じゃ、ない。」
「いや、風邪だろ。」
認めようぜ、そこ。
ほのかに染まった頬は照れているのか恥ずかしいのか、それともただの熱のせいなのか。
とりあえず恭弥の頬よりかは冷たい俺の手のひらで恭弥の頬を優しく包んであげました(次の瞬間どつかれました)。
(照れんなって!)