短題4
深く深く眠るまどろみの中
哀しくも暖かなもの
救ってくれた大切な人
何も信じずに騙されるな
最後にこれだけは伝えよう
今まで抑え込んでいた感情
ずっと忘れられない
その姿から紡がれる言葉は
今度こそ君に会いに行こう
忘れることは許されない
呼ぶまで効果はわからない
生きろという願いと共に
君の分も精一杯生きるから
世界で唯一の居場所
遥か古に思いを馳せて
繰り返される鬼ごっこ
愛情憎悪表裏一体
光が希望とは限らない
何よりも純粋な本能
青春とは黒歴史である
バイオレンスこそ愛の証
体液にまみれた狂喜的喜劇
温かい手には
終わりのないかくれんぼ
コレが僕等の欲望
目的のない旅
僕等の理想の世界
雨が教えてくれる事
愛のない部屋
開かない扉
虚しさの壁の向こう側
清らかな魂に魅入られて
例え忘れてしまっても
切なく悲しい想いを持つ
悪臭を放つ肉の塊
花を踏まぬ虎のように
雲を散らさぬ龍のように
水を汚さぬ鳥のように
草を折らぬ獅子のように
星を砕かぬ狼のように
交わることのない刻を刻む
その背中に縋りつきたい
数多の優しさに包まれて
鏡の向こうに置き去りに
いつの間にか惹き込まれて
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