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短題3


罪を背負った気になる
輪廻しつづけた物語
夢を見る夜さえくれない
返ってくるのは溜息ばかり
君が僕に笑顔を向けるから
苦痛を伴う快楽など不必要
群がる虫を燃やしつくす
運命と言う名の小さな偶然
血塗られた過去は嘲笑う
僕は虚空に手を伸ばす
誰にも聞こえない声
別れの時は笑顔で
孤独だって大事な友
記憶の片隅で叫ぶもの
始まりも終わりもない



世界に君と二人だけ
正解のない祈り
柔らかな傷口
手を重ねれば伝わる温もり
あの瞬間の想いを
君の虹のような笑顔
境界線を飛び越えて
トンネルの向こう側
冷酷と蔑みを受けようとも
消えない罪を担ぐその背に
微だに変化する心の奥底
だから この痛みも喜びも
幸せな日々を狂わせたのは
昔のことは忘れる主義なの
仕組まれた事でも良かった



時の訪れを告げるが如く
何処より流るる笛の音は
簡単に使える凶器
流されずに己を貫く賢者
大切な友である君達へ
純粋であるほど操り易い
この出会いの意味を考えて
噂を信じて騙される愚者
イレギュラーな存在の確立
知っている未来がある
現時点、俺は傍観者だ
次会う時も生きた姿で
悔しさに零れた涙
それは本能的に感じた事
こんなにも役立たずな自分













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