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上弦の頃



今日で約一週間、大人気ビールを開発した業績から今や社長の右腕。しっかり者でいろんな国の言葉も話せるヨルヒフードの有能な朝比奈恭臣常務。

国内一難関と呼ばれている一大を卒業後、官庁に勤めると噂されていた彼が当時名も無い食品会社に入社。それはまさかの転機であったらしい。そんな彼の秘書のお仕事と言えば…



「ふぅうっん!」

「…翼、締め付けすごいね。」

「やっ…、そそそんなのしてないっ、やっ、ああんっ!」



伯父さんのお部屋、常務取締役には社長室と同じ階にまた別のお部屋があって暇があればそこでボクは常務とセックスをしています。壮年でも盛る恭臣伯父さんは相変わらず強引でとってもエッチです。

お部屋には昔から飾ってあったと言うボクの幼い頃のと、初めての情事後に撮ったと言うボクの寝顔が映った写真が飾ってありました。



「おじさん、おじさんっ!」

「っ、なっ、なに?」

「も、もぉそろそろ三課の方がお見えになるのでっ!だ、ちょ、ちょっと一旦ストップしてっ、」



机に寝転がって伯父さんに犯されるボクはズコズコ入っては出るおちんちんが気持ち良くて今日の予定を忘れそうになりました。

でも伯父さんの秘書なので忘れてはいけません。だから一旦律動を止めてもらえるように鳴きながらも必死に頼みます。



「わ、分かった…じゃあ中に出させてっ、」

「うんっ…!うぅううっ!!!!」

「ハァッ…ハァッ、いっぱい出たね。エッチなお尻が一生懸命伯父さんの精液飲んでるよ。」



証拠隠滅の為大量に吐き出された精液を一生懸命飲み込もうとお尻を揺すったボクは垂れる液を指でなぞりジュプリと中に埋め込みます。

そんな些細な動作がすごく嫌らしいらしくて伯父さんはまたさらにもう一回エッチしたいとか言うのです。



「伯父さんっ!」

「はい、」

「スケジュールを管理してるのはボクです!ですからちゃんと言うこと聞いてください!後3分くらいで営業三課の方がお見えになります!」

「はい、」



赤面しながら服を着直したボクはスケジュール帳を開いて伯父さんに注意します。なんだかいつもより一回り小さくなったような伯父さんは何度も頷いてちゃんとボクの話を聞いています。

好奇心旺盛と言うか変態と言うか、真面目な顔をして突拍子も無いことを言い出す伯父さんの内心がボクは未だにわかりません。



『失礼します。』

「どうぞ、」

「どうもこんにちは、朝比奈常務。営業三課の浅井宏紀と申します。YHDプロジェクトでは大変お世話になっています。」

「浅井君、そんなに畏まらなくていいよ。そんなことよりどう?意中の人には想いを伝えられたのかな?」



入社初日、謎の会合YHDの時に関西弁社員に絡まれていたボクを助けてくれた営業三課のイケメン【浅井 宏紀】(アサイ ヒロノリ)さんは伯父さんと面識があるらしく、プライベートの話で盛り上がっているのです。

真面目に仕事をしろよとツッコミを入れたいボクだけど、伯父さんは世間体で見れば上司なので何も言えず。さらにトイレに行きたくて仕方ないボクはただドギマギした浅井氏の恋愛事情を聞いていました。



「浅井君はこんなに良い男なのに、振り向いてもらえないなんて相手の人は相当鈍感なんだね。」

「いえ、常務。俺は全然良い男なんかじゃないです。」

「何を言っているんだい、浅井君。君は頭も良くて顔も良い、性格も良ければ的確に仕事を熟して。こんな出来た人間そう居ないと私は思うよ。」



何だか二人だけ盛り上がって。秘書のボクは蚊帳の外、すごく高い評価を受けている浅井氏がうらやましいです。

伯父さんは仕事中の顔とエッチな顔と愛しげな顔、三種類の違う顔をボクに見せます。その変化もちょっと怖いなと、本当の伯父さんは一体どれなんだろうと想いました。





[*Ret][Nex#]

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