[携帯モード] [URL送信]




伯父さんが大丈夫と言うのでゆっくり出社すると綺麗な髪色の男性に声をかけられました。

伯父さんはリニューアルするハイパードライの試飲会に行ったのでボクは一人、長いエスカレーターを駆け上がる銀糸の男性はニコニコ笑顔で居ます。



「こんにちは、朝比奈常務のお嫁さん。」

「っ!!!」

「里仲 翼クン…だよね?初めまして、私は経理課課長の風間 凌と申します。朝比奈さんとはフランスの出張でお世話になってね…すごく好きな人が居るってずっと前から君のこと聞いていたんだよ。」



長い手足にキリリと光る赤目、ビシッと着こなしたスーツがとても似合っている。経理課の課長さん【風間 凌】(カザマ シノグ)さん。

恭臣伯父さんの後輩にあたる彼は、今では超エリート。優しい笑顔が特徴で、ボクは伯父さんとの馴れ初めをいろいろ聞かれました。



「朝比奈さんは誰の前でも固くてね。君が生まれてから一切の交流を断った。」

「え…、」

「どこか悲しげな顔をしていて私がどうかしましたか?と聞くと必ずこう答えるんだ。『俺はどうしたらいいのだろう。風間は好きになっちゃいけない人を好きになったことがあるか?ってね…』」



しみじみ語る風間さんはボクの顔をじっーと見つめて伯父さんの思いを言いました。ボクのことでとても悩んでいた恭臣伯父さんは確かに昔からどこか悲しげな表情をします。

泣きそうな顔もいっぱい見てきて、ボクの方が悲しくなることもありました。



「でも今はとても幸せそうだ。君が隣に居るからね、」

「そ、そうですか…?」

「ああ、朝比奈さん自身きっと幸せ過ぎてまた不安も抱えているだろう。だから翼クン、必ずそばに居てあげて。朝比奈恭臣を守ってあげてね。」



いつも守られているのはボクのはずなのに風間さんはボクが伯父さんを守るべきと言って姿を消します。

不安な気持ちの伯父さんにどうしたら自分の気持ちが伝わるか。いっぱい好きを伝えて安心させることが効果覿面だと思いました。









ハァと大きなため息をついた恭臣伯父さんが部屋に戻ってきて黒い来客用の椅子に寝そべりました。

足をバタバタさせながらうぅーと唸る恭臣伯父さんはネクタイを緩め天井を見つめています。



「翼…どこに行ったのかな、」



辺りをキョロキョロ見渡してボクを探す恭臣伯父さんは何度も『つばさ』と名前を呼んでいました。

それでも出てこないボクは実はクローゼットに隠れているのです。全く使われていないクローゼットは隠れやすく隙間もあるのでのぞき見し放題です。



「ううーん…居ないなぁ。どうしてこういう時にっ、んっ…んんっ、」



辺りを一通り探した恭臣伯父さんはカチャカチャとベルトを緩め何やらモノを取り出し始めました。

クチョクチョと水音が聞こえるのでおちんちんをシコシコしてオナニーしているんだなと確信します。もう勤務時間も終わって居るので伯父さんの自由なのですが、伯父さんのオナニーシーンをコソコソ見るのはなんだか恥ずかしいです。



「つ、つばさぁっ…」

『ガタガタッ…!!』

「…んっ?」



恥ずかしくて足をキュッと伸ばしたら思い切り壁を蹴ってしまってその揺れでクローゼットの中にあった書類を倒してしまいました。

せっかくバレないように隠れたのに。扉を開けられて御用となります。



「ここに居たの?」

「おっ…おじさんっ、」

「コソコソ隠れて…伯父さんの自慰を見てどう思った?エッチな気分になっちゃったかな?」

「あ、あぅうっ…」



クローゼットの中に入ってきた恭臣伯父さんは後ろ手で扉を閉め真っ暗闇の中、ボクはおっぱいやおちんちんをモミモミされました。見えていないのにとっても恥ずかしくて伯父さんの吐息が聞こえてゾクゾクも止まりません。

そのまま暗くて狭いクローゼットでエッチなことをしたボクは伯父さんとの幸せを噛み締めながら体を揺らしました。





[*Ret]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!