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ほげぇーとした顔で倒れたもん吉くんを気にしてあたふたしたさんほうちゃんは袖に隠していた薬草を擦って傷つけてしまった尻尾に塗りました。
まさかもん吉くんに急所があったなんて思わなかったさんほうちゃんは一人クスクス笑いながら瞑ったもん吉くんの頬を撫でます。
「もん吉にも弱点があったとは…分かっていたなら金箍児を付けなくても良かっ、
『おい、』
「…ん?」
後ろから話かける声が聞こえ、振り向いたさんほうちゃんは口を塞がれ見えない何者かに捕らえられてしまいました。暗い路地裏のため人通りは少なく誰もさんほうちゃんを助けてくれる人はいません。
もん吉くんも気絶しているためさんほうちゃんが攫われたことも分からず、消えた影を追うことは出来ませんでした。
「んんんっ!」
『…三蔵、お前があんな汚らしい妖魔を誘惑しているのがいけないんだからな。』
「ん、んんんぅっ!」
その見えない影の正体は中途な別れをした洪草で、ギュッと抱き抱えられたさんほうちゃんは彼の襟元から漂う不思議な匂いに包まれてゆっくり瞳を閉じてしまいます。
思惑通りで嬉しい洪草は素早く街を駆け抜けて帰りを待つ勒帋の元へ急ぎました。
◆
大きな須弥壇の前で拘束されたさんほうちゃんは僧衣を脱がそうとする冷たい手に気付くことが出来ず、固く目を瞑っていました。
そろそろ進み入る手はさんほうちゃんの胯座に触れ、小さなおちんちんは包まれました。
「三蔵っ、んっ…」
「・・・。」
「はぁっ、だめだ…もう抑えられないっ、」
吐息を荒く漏らしさんほうちゃんの肌に唇を滑らせる洪草は自分の大きくなったモノを激しく扱くとビュクビュクとさんほうちゃんの顔に精液を引っ掛けました。
すっきりした顔をした洪草ですが、まだまだ滾るモノをさんほうちゃんの唇に擦り付け快感を高めています。
「んっ、んっ!」
「ふぇっ…?」
「三蔵っ、くっ!」
「やっ!こ、洪草っ!」
嫌な気がして目を覚ましたさんほうちゃんはそそり立つそれで自分の顔を汚す愚かな表情の洪草を瞳に映します。
しかし、よく見ると細い両手足とも黒い縄で拘束されていて身動きが全く取れません。
「…何故こんなことを、」
「は、笑わせるな。お前がいけないと何度行ったら分かるんだ?日ごろの行いが悪く、道に反した僧侶はこの程度の仕置きが一番だろ…?」
「んっ、うぅっ…」
自分を守ってくれていたあの時の優しい仮面を外し、欲望のまま恐ろしくモノをさんほうちゃんの肌になすりつける洪草は盲目でした。
それでもさんほうちゃんは歯を食いしばりながら耐え、きっと大丈夫と小さな希望を信じ続けます。
「三蔵、コレ、咥えろよ。」
「へ…?」
「ん、聞こえなかったか?俺の陰茎を口に咥えろと言ったんだ。早くしろ、」
しかし、洪草はさんほうちゃんに容赦ありません。自分のモノをピッタリ、さんほうちゃんの頬に当て嬲るよう命令してきたのです。
うまく現状を理解出来ないさんほうちゃんに無理矢理押し込まれたモノはとても固くて苦い、もん吉くんで慣れているはずなのに精神をも崩壊されそうなくらい悲しい行為でした。
「んむっ!ぅむむっ!!」
「くっ、お前はいつもこんなふうに汚い妖魔の陰茎も舐めてるのか?そりゃとんでもないっ…まさに三蔵“奉仕”だな、」
「ふむぅっ、んっ、」
喉奥まで突いて来る苦しみに耐えられないさんほうちゃんは涙をボロボロ流しながら仲間の顔を思い出していました。が、今回こそは誰も助けに来てくれません。
この上ない屈辱を感じ悶えるさんほうちゃんを愛おしいと思い慈しむ洪草の理性も後少しで途切れてしまいそうでした。
[*Ret][Nex#]
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