◇
「あん!もぉっ…もんきちっ、あなたは…こ、このあとどうなるかっ、わかっていますか?」
「あぁー…?どうでもいいっすよ、かわいいさんほうちゃんがオレのイイナリになってるんですから、…ねぇ?」
「ああっ!もっ、下にはが太郎さんもとん平も居っ、やあああっ!!!!」
「へへへっ、さんほうちゃん♪そんな締め付けないで下さいね…バレたらヤバイっすから、」
何故二人がこういうことになったかと言うのは…10分前、生贄に捧げられたチェンさんがもん吉くんに頭を下げ祈りのポーズをしました。そんな様子を見ていたもん吉くんは首を傾げ、側近の村人にどうしたらいいのか尋ねます。
どう説明したらいいか分からない村人は捧げ物として献上しろと何度もしつこくチェンさんに言うので、耐え兼ねたさんほうちゃんは下から大声でもん吉くんの名前を叫びました。
「もん吉!」
「んっー、お!お師匠様?」
「貴方はこの国を守る妖魔では無いですよね!」
「はぁ?」
「だからぁ!貴方はこの国に奉られている強い妖魔では無いでしょぉ!!」
遠くから叫んでいるためあんまり聞こえていないのか頭にはてなを浮かばせているもん吉くんは側近の村人に大体のことを聞きました。
貴方はこの国の神です。
今からこの彼女の生き血を吸って、高梨村に更なる発展を齎してくださいませ。などなど…もん吉くんにとってよく分からない話ばかりです。それでも彼の中には“神”=何をしてもOKという意識があるのは確かです。
(オレ、さんほうちゃんがいいなぁー…)
「えっ、」
「生贄はそこに居るかわいい法師様に交替してくれっ!」
「は、はいっ!!!」
上のやり取りが全く聞こえず、状況も理解出来ていないさんほうちゃんは村人に連れていかれてしまいます。そんなこんなで法師様<神=もん吉くんの生贄になってしまったのです。
「んっ!んっ!あんっ!」
「そんなにオレのチンポが気持ちいいんすか?生贄がさんほうちゃんなんて嬉しくて…腰止まんないっすよ、ふっ!ふっ!」
「やあぁっ!やめてぇ、もん吉っ、おちんちん…ああんっ!!!」
「ついでに生き血も吸っちゃいましょうか?ねぇ?」
「あんっ!そ…そこは胸ですっ!やめ、…あああっあ!」
傍に居た側近も追い出して愛の営み。がつがつ突かれながらおっぱいをチュウチュウ吸われすごく気持ちいいさんほうちゃんはビクビク震える身体を起こすことも出来ません。
二人を見上げる皆はどう思っているのだろう、もん吉くんに犯されて居るなんてさらに恥ずかしくて下を見れません。
「あっ、もん吉!だめ、だめぇっ!!!」
「んっ、中に出さねぇと…証拠残っちまいますから、いっぱい種付けしときますよ♪」
「あ、あああっ!!!!」
どっと流れた精液がさんほうちゃんの穴に注ぎ込まれてゴプッと空気を食う音がします。同時に痙攣しながらイッてしまったさんほうちゃんは蕩けた顔でもん吉くんに言いました。
「…バカっ、貴方は本当におバカな妖魔ですっ、」
◆
今回の交合はチェンさんを守るため仕方ないこととしたさんほうちゃんですが、本当は自分を指名してくれたことが嬉しかったようです。それにあんなエッチな雰囲気で交合をしたのは初めてで、さんほうちゃんはゾクゾクする快感を楽しんでいました。
「法師様、自ら生贄になってくださりありがとうございました。」
「えっ、えぇ…」
「村人も今日のもん吉さんの態度を見て彼は代々伝わる伝説の妖魔様でないと理解したみたいです。」
「えぇ、」
「きっとこれからこの風習を怪しむ人が増えると想います。それに…妖魔は妖魔でももん吉さんみたいにおバカな妖魔も居るって皆ニコニコしながら話していました。」
望んで生贄になったわけではないのですが、チェンさんを救えたので一件落着です。それに妖魔は一丸に悪いわけではないことも伝えられたのでさんほうちゃんは嬉しくなったのです。
一方、元神のもん吉くんは何日かぶりにさんほうちゃんと交合出来たのが嬉しかったのかが太郎くんやとん平くんにさんほうちゃんの話をしていました。
「さんほうちゃんって…ホントかわいいよなぁ、」
「ぷっ、ははは!どうしたもん吉…頭打ったか?」
「…確かにね、」
冷静につっこむとん平くんと少し賛同するが太郎くん。二人は何も知らないのでとても不思議に思っています。
そんなやり取りを見ていたさんほうちゃんがもん吉くんに怒って緊箍経を何度も唱えたのは言うまでもありません。
[*Ret][Nex#]
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