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10000記念 女装/Wing



ピンク色のギンガムチェックワンピース、腰をぐるりと一周した白いエプロン。
華奢な足を隠すハイソックス、漆黒に艶めく髪に映えるレースのカチューシャ。

小さな身体に纏う女性的な服に胸が熱くなる。目も閉じていられないほど、その姿は物凄い衝撃を俺に与えた。



「おかえりなさいませ、おじさまッ♪」

「つッ、つばさ?」

「えへへっ、びっくりしましたか?可愛いでしょ、コレ明日の学祭で着るんですよ!」



フリフリとスカートを靡かせて一回転したつばさは全く人の“理性”という能力を理解していなかった。

それは厚顔無知。
俺の中で沸々と湧き出る欲望も知らずにニコニコ笑っていやらしい姿で身を滾らせたのだ。



「そっ、そうか…それは、凄いな。」

「あれ、反応がイマイチだなぁっ。なんか他に言うこと無いですか?」

「やっ、と…特には。それにしても今日は忙しかったよ。はははっ、」



自分の部屋にこんなにも愛くるしい格好をしたつばさが居るなんて。思ってもいなかったため、過剰に動揺してしまう。

それにしてもだ。
酔っ払っているようなこの明るいテンション…
さらにスカートの中身はどうなっているのだろうと下心丸出しなことまで考えている情けない自分が居た。



「やぁあっん、」

「!?」

「はははっ、コケちゃいました。変な声出してごめんなさい、恭臣さん。」

「だだ、大丈夫か?///」



ふらつきながらズデーンッと派手にコケたつばさのスカートからちらりと覗いたのは女性用の薄い下着で、思わずゴクリと唾を飲み込んでしまった。

しかもつばさはワザと俺に見せ付けるよう足を開脚させて床に座り込んだのだ。これは襲って下さいと言う信号なのだろうか…



「んんっ…ねぇっ、」

「つばさ、さっきから様子がおかしいね。一体どうしたんだい?」

「…恭臣さんはボクのことどれくらい好きぃっ?」



うるうると縋るように見つめられ、ナニかが切れた俺は早急につばさと口付けを交わした。抵抗もしないつばさと舌を絡ませながらお互いの味を感じ、どんどん気が狂っていく。

それにやはりだ。
つばさは酒を飲んだらしく、少し匂うアルコールの香りが俺の口に広がって、ゾクゾクした。



「何が“どれくらい”だ。」

「んうぅっ?」

「こんな格好で俺を誘って、酔っ払っていることも自覚していないつばさを…どれくらいだなんて決められるわけないだろう。」



と、かっこよく決めたところで俺はスカートから浮き上がる下半身の膨らみに手を置いた。

どこまで俺を狂わせたら気が済むのか、計り知れないつばさの扇情的な肉体は全て俺だけのモノ。ドキドキときめく胸を抑えながら小さなペニスを布越しで揉みほぐし、優しいタッチで刺激を与えた。



「こんな格好…大衆の前でするのは止めてくれよ。」

「っ、な…なっなんでぇ?」

「何でも。するなら二人きりの時だけ…他の人にこんな可愛いつばさの姿、見せたくないからね。」



強めに悋気を伝えたら、こくんこくんっと頷き蕩けた目で俺の顔を見つめてくれる。

もにゅっと揉めばビクンッと撓う色っぽい身体。つばさは自ら服を開(ハダ)けて乳房に手を伸ばし、先端をくりくりといぢくり回したのだ。



「あぁんッ、やすっ、やすおみさぁあん…」

「ん?おっぱいもいぢって欲しいのかい?」

「うんっ、おっぱぃい…いぢっていっぱいっッ、」



つばさのそれはつまらない洒落だろうか。
くすりほくそ笑んだ俺はちょんっと勃ち上がった桃色の乳首に唇を沈めた。ちゅぱちゅぱ音を立てて吸えばいやらしい身体はビクビク奮え、込み上げる快感に耐える。

その姿に限界を感じた俺はスラックスを脱ぎ捨て、一度扱いただけで立派にした。



「挿れるよ、」

「うんんっ、」

「うッ!!くっ、」



ぬめりも何も無しに先走りだけで強引につばさの中に欲望をぶち込んだ。

きゅうきゅうに締め付けてくる小さなアナルに吸い込まれて早くも絶頂を迎えてしまいそうになる俺自身。
しかし、めげずに往復運動開始。つばさのエロい身体が目の前でぷるぷる揺れて、全体の空気を甘くする。



「つばさっ…かわいい、ほんとにっ、すごく気持ちいいよ、」

「んッ、んッ、んッ、」

「どう、つばさ。恭臣さんのおちんちん気持ちいい?」

「ああああッ、しゅッごくっ、しゅごく気持ち悦いッ!!!」



パンパンッと音を上げてぶつかる肉体。腰を掴んでたたき付けるようにつばさを何度も犯し続けた。

前まで出来なかった体位。つばさを抱き抱えるよう上から突き上げたり、柔軟性を活かすよう思い切り開脚させて突き刺したり。存分に気持ち良くなれるまでお互い何度も絶頂を感じながら果てていた。



「つばさ、」

「んんっ、」

「・・・。」



情事が終わって時計をちらりと見れば午前2時。

愛しいつばさの寝顔だけで自然と心が満たされる俺は世界も何も彼無しでは生きていけないと改めて強く感じた。

そして一生懸けて彼を守ろうと、一生彼の傍に居られますようにと、深く。深く願った。









あとがき

女装つばさ×伯父さんのはずが、ただのセックス話になってしまったw

想像ではつばさはウエイレスさんみたいな服を着ています。
場所は伯父さん家のリビング辺りでしょうか…
仕事で帰ってきた伯父さんをビックリさせようとつばさクンは女装しました。

その姿を見た伯父さんはもうすっげームラムラしちゃって、本能のままつばさを食べちゃったぜって話です、ハイ。

結構暗い話(ワタシ的には逆に“伯父さんが変態すぎたのでただの爆笑話”)だったのであんまりイチャコラしたシーンが無かったからな、Wingは。

今回はトップページ10000記念で書きましたが、気が向いたら第二弾…第三弾とエロいの書ければいいかなっと思います。



ヨルヒ





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