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◇/Doll

クッキーをたくさん摘んだ所為か、夜ご飯をあまり食べられなかったボク。

今夜のメニューはボクも道貴さんも大好きなハンバーグで、高級和牛と高級黒豚のスペシャルな合い挽き肉で練り上げた一級品とかなんとか。高級でも関係なくお腹は苦しくて、事前にクッキーを摘んだことをすっごく後悔した。



「奈緒、あまり箸が進んでいないな。味が不満か?」

「いえっ、違います!ちょっと前にクッキー食べちゃって…もうお腹いっぱいになっちゃいました。」

「ふむ、それは仕方ないな。無理して食べるのは止しなさい。」



今では大きなテーブルで一緒に道貴さんと食事をする仲になった。たまにメイドさんや藤村さん、國谷さんも一緒に食べたりする。

やっぱり大きなテーブルには大勢でご飯を食べないとおいしくないなってよく分かった。

きっと道貴さんもそう感じていると思う。



「ごちそうさまでした、」

「無理して食べたのか?」

「せっかく作ってくれた人にも悪いですし…ちょっとお腹いっぱいで痛いけどっ、無理はしてません!」



強がったところで立ち上がったらお腹がとっても膨らんでいて、思わずうぅっーと唸ってしまった。

その様子を見た周りのメイドさんに服装のミスマッチさも含めクスクス笑われて、ボクは恥ずかしくて顔を隠した。



「奈緒、」

「ひぃいっ!」

「立てないようだな。大丈夫か?私が背負って行こ

「いえっ!だ、大丈夫です!」



突然後ろから道貴さんにすっとおしりを撫でられて、ギャッと叫んでしまった。

しかもあのエロエロボイスで囁かれたもんだから、メイドさんに笑われたより恥ずかしくて…

あぁ、もうぅっ。
まだ慣れないってボクも相当重症だよね。



「無理するのは良くないぞ。身体を壊されては私も…困るからな。」

「・・・。」

「ゆっくり休んでからでいいから。平気になったら言いなさい。」

「・・・。」



むむっ、なんだこの人!
結局、ボクとエッチすることしか脳に無かったりする!?

うぅーん、せっかく着たメイド服も寝ちゃったらボロボロだよ、とほほ。



「じゃあ私は仕事部屋に居るから。」

「はぁい…」

「おやすみなさい、」



にこりと微笑みかけられたボクはまっ白なベッドに身を沈め、その格好のまま眠った。

道貴さんは最近より一層僕に優しくなった。もちろんエッチの時もめちゃめちゃ優しい。

前までは気を使わずに唐突にギュウってされてたけど、今は断りを入れてから。
道貴さんも大人になったんだなぁっと生意気ながらそう思う。









(奈緒っ、)

「んんッ…ん!?」

(もう平気か?)



目を覚まして午前2時、布団がもぞもぞして、胸の辺りがくすぐったい。違和感に気付いて隣に寝る人を見つめたら、知らない顔のおじさんが居てびっくりした。

まぁ、眼鏡をかけていない道貴さんなんだけど。さっきの発言は撤回しよう。



「女物の服を身につけられては…身体が持たない。」

「あッ、んんッ、だっ…だめっ、痛いですっ、」

「その格好はもうするな。するなら私の前だけにしなさい。」



怒っているのか、強い口調の道貴さんは強引にボクの胸にしゃぶりついて甘噛みをした。

ボクは道貴さんを喜ばせるためにやったのにご不満だったご様子で…

腰に巻いていたリボンも解かれてあっという間にご開帳。女装は意外と恥ずかしいことに今更気づく。



「ぁッん、な、みち…道貴さんんんッ!」

「良いぞ、奈緒。もっと鳴いてみなさい。」

「いっ、いじわるぅっ…んんッ、あああっ、」



くすぐったい感覚がどんどん気持ち良くなっちゃって、身体全部がむず痒い。

さすが道貴さんっ…
ボクの良い所は全て把握済みのようです。





[*Ret][Nex#]
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あきゅろす。
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