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鯣(スルメ)臭いペニスを口に入れた。自分の唾液とペニスに纏わり付くカウパーがくちょくちょに口内を犯されていく。

鋭い亀頭が軟口蓋に押し付けられ、竿に走る太い血管がピクピク跳ねてまるで悦んでいるよう。久しぶりに嗅いだ雄の臭いがこんな強烈だなんて思ってもいなくて涙腺が緩んでいた。



「んもぅ、うむむっ、」

「もっと優しく舐めろ。」

「くむっ、くむっ、くむっ、」



後頭部を鷲掴み、柔らかい頬裏にペニスをグリグリ擦る東雲社長は筋肉質で、逞しい足を持っていた。

大腿部にくっきり現れる太い筋肉がぴきぴきと浮き出て、懸命に腰を振る。その腰回りもとても引き締まっていて、腹筋もいくつかに割れていた。

容姿端麗で幾分、歳を取っている大人な男性。しかし、心は子供のよう。自分の欲望を満たすためになら手段を選ばない盲目な人だと思った。



「ッ、下手くそ。」

「・・・くッ、」

「もういい。サキ、次は身体の具合をみよう。」

「やっ、」

「嫌じゃない。僕の命(メイ)が聞けないのか?」



偉そうに見下す東雲社長はボクのシャツを構い無しに引き裂き、付いていた全てのボタンを弾けさせた。

強引な手に引かれてしわしわによれたシャツから覗いたのは普通の身体。それをなめ回すように見る黒い目がある位置でパチッと光ったのをボクは見逃さなかった。



「これは、」

「・・・。」

「面白い形の痣だな。見様によっては貝殻の形のようだ。」



すっと触れた中指になぞられた胸の皮膚。

それは悪夢の証。逃げようとした手を大人の腕力を使って無理に引かれた時、狭い部屋の小さな箪笥に当たった時に出来た痣。

摩れば治るはずだったその忌ま忌ましい証も悲しい思い出と一緒に消えることは無かった。



『ごめんね、キタノクン。今、湿布貼ってあげるからね、』



そんな事を言われたのをボクはちょっと思い出していた。



「…まぁ、そんなことどうでもいい。早く全部脱げ。」

「わっ、!!」

「ッ!?はははは、これは傑作だ。そんな粗末な物で僕のペットになろうだなんて。五百雀氏も全く困った人だ。サキは女も経験したことないのか?」

「・・・。」



恥さらし。
脱がされたと同時に、東雲社長は割に合わない未熟なペニスを見て腹を抱えて笑っていた。

彼の言う通り生まれてこの方、女としたことが本当に無い。あの事件以降、ずっと同性愛者と罵られて生きていたためだ。

歳とは違い盛んでない、全く色も付いていない薄い肌色を嬉しそうに見つめる東雲社長はゆっくりそれに手を伸ばしてきた。



「ひゃっ、」

「とても敏感だ。」

「しゃ、社長…」

「うむ、これじゃあさながら小学生を犯している気分だな。」



東雲社長の大きな手の平で向かれてぴょこんと顔を出したペニスは小刻みに振るえ、与えられる快感に耐えようと頑張っていた。

しかし、たくさん扱かれてどんどん熱さ、固さを持つ自身は絶頂を目標に。

敏感に感じてしまうボクにはそれだけしか考えられなかった。



「さっきの威勢はどうした?」

「ああッ、しゃちょうっ、だめっ…も、もう出ちゃ、」

「出せよ。そして仕込まれた身体で僕に誠心誠意、奉仕しろ。」



先をくりゅっと摘まれてボクはそのまま貯めていた物を吐き出してしまう。

そんなボクを見ず、少し手にかかったことを気にした東雲社長は側にあったティッシュペーパーで手を拭き、優しい笑顔で囁いた。



「教えてあげる、大原則。それはお互いに感情を抱かないこと。仕込まれて陶酔するのは勝手だが僕は決してペットごときに堕ちたりしないからな。」





[*Ret][Nex#]

あきゅろす。
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