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そもそも何故ボクがこんな人生を歩んでいるのか、血迷って自らを出品したことは別に後悔していない。

でも翌日に早速、【イーストクラウド】と言う子供の玩具を取り扱う会社の社長から指名が入り、本当に男の相手をする実感が湧いてどんどん恐ろしく思えてきた。

経営者である五百雀本人も勿論ゲイであり、かわいい男の子を物色して客に高値で売るのが目的で趣味である。

ひねくれ者で、ボク自身尊敬の意は全く無い。だが、こんな荒んだ世界でもコイツ意外にボクを必要としてくれる奴は居ないから、仕方なくついている。



「東雲社長はすっごい気分屋さんらしいから。機嫌だけは損ねんようにな!」

「畏まりました、オーナー。」

「ん!迎えは社長から連絡が来次第入れるから、ほな!サキちゃん、頑張って!」



カッと笑う明るい五百雀氏に連れて行かれたボクは社長室の前で一旦立ち止まり身体を抱きしめた。

その瞬間、思い出したのは『黒薔薇』の嗄れた声と、熱い身体。止まることの無い吐息と、血走った瞳だった。

ボク自身、奴との記憶は抹消したはず。しかも、男とは初めてじゃない。だけどいざその時となるととっても怖くて前に進めないでいた。

もし、奴が『黒薔薇』だったらどうしよう。いや、ボクを売っている五百雀氏が『黒薔薇』だったらどうしよう。これから先、客として会う人の中に『黒薔薇』がいたらどうしようなんて、消せない思い出がフラッシュバックしてボクの身体を強張らせた。



「…失礼します、」



パンッ!パンッ!
グチュ!グチュッ!!

意を決して扉を開ければ地上に地獄が広がっていた。

状況を一瞬で判断したボクは冷静な顔を作って客である男の顔を見つめる。だけど、嫌でも耳に入ってくるのは男と男のねちっこい口づけの音。ペニスを深く突かれて女みたいに鳴く奴隷の声。肉と肉がぶつかり合う不協和音。

目の前で社長が2人の男と乱交している光景がボクの目を腐らせた。



「ひとまず止めよう。」

『はぁあいっ、』

「待っていたよ。よく来てくれたね、崎田クン。初めまして、僕はイーストクラウドの社長【東雲 玲二】(シノノメ レイジ)です。」



勃起したペニスをぶらりと出したまま握手を求めた東雲社長は薄く笑ってボクを迎え入れた。

初めに見た切れ長の瞳はどこか切なげで、鋭く一目見ただけ全身酷い寒気が襲った。顔はすごく素敵なはずなのに、やってることが背徳過ぎるからか、ボクには非道く汚い面に見えた。



「じゃあ、崎田クンも…」

「え、」

「初めてでも大丈夫だよ。君も彼らみたいにすぐ僕の可愛いペットになれるから。」



頭をよしよしされたボクは手を引かれて下半身剥きだしで戯れる東雲社長のペットの輪に入った。

赤い首輪をつけている可愛い男の子と青い首輪をつけている可愛い男の子は猫のように身体をくねらせて東雲社長の下半身にしがみつく。そして一匹が大きなペニスをくわえ込むともう一匹は即座に東雲社長の唇に食らいついた。

その輪にどう入れというのか。
ボクは意味がわからなくてただその場に立ち尽くしていた。



「ちゅうぅっ、くちょくちょっ、んっ、」

「れーじさんっ、おちんちんくださいっ!イヲリのおしりっ、いっぱい挿れてっ!」

「イヲリ、いいよ。自分でほぐして自分で入れなさい。」

「はぁあい!」



ぐちゅぐちゅと自分のアナルを解した赤い首輪の【イヲリ】は重力に逆らわずデカく勃起した東雲社長のペニスを中に沈めた。沈めた途端、女みたいにあんあん鳴いて飛び跳ねたイヲリは口をぱっくり開けたまま下から来る突き上げに堪える様子であった。

一方、青い首輪をつけた男はずっと東雲社長と口づけをしていて、社長の右手でペニスを扱かれていた。





[*Ret][Nex#]

あきゅろす。
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