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自ら関係を求め、断ち切ろうとした伯父さんに最後の天罰が下ったのはボクが高校受験を控えた年でした。
会わないと言った伯父さんの言う通り、伯父さんから会いに来ることは無くなりました。逆にボクが伯父さんの所へ行って身体を擦り寄せるばかり。

いつも嫌だと感じていた時を求めるように逆転した生活を送っている時分でした。



「恭臣さんんっ、」

「つ、つばさ?」

「身体が熱いのっ、なんかね…なんかおちんちんおかしいからぁっ、エッチしようよぉっ…恭臣さんっ、」



塾帰り、ボクは我慢していた身を抱きしめて伯父さんの家へ行きました。

散々会わないと宣言した伯父さんもエッチな顔でセックスを誘えば簡単に抱きしめてくれます。そして、ベッドに連れていってくれます。



「はぁあっん!!」

「おちんちんこんなにして。すごく我慢してたんだね。」

「あっ、恭臣さんっ…き、きききもちいぃっ、」



ピンポイントで捕われたおちんちんを口の中で愛撫する伯父さんの舌は暖かくてとても心地好いです。

小さい時と違って周りにたくさん生えた陰毛がチクチク当たって恥ずかしいけど、ボクは口に突くよう腰を浮かしました。



「んっ、…ばさ、も、もう」

「…やすおみさ、

「こっち、来て。」



ボクのおちんちんを舐めた伯父さんは顔をくしゃくしゃにしてボクを抱き寄せました。

跨がる膝上は暖かく、アソコら辺の生地が膨らんで完璧に反応していました。だからすぐおしりに挿れてもらえると思っていました。



「今日はここまでだ。」

「え、?」

「早くお家に帰りなさい。」



これ以上の触れ合いを拒否するいつものよう、らしくない伯父さんはボクの頭を撫でて違う部屋に向かいました。

そのあと伯父さんは仕事があると部屋に篭ったきり、出てきてはくれませんでした。

それは嘘と分かっていました。勃ってしまったおちんちんを一人慰めていることも分かっていました。

でも何故ボクとの行為を拒否するのか分からなくて、ボクは嵌めた指輪を玄関に置いて伯父さんの家を飛び出しました。









こんなカラダになったのは全部伯父さんの所為です。
伯父さんが求めた通り。
ボクは伯父さんにカラダを5歳の時から10年間、捧げていました。全て今更なのに、伯父さんは卑怯で狡い人です。

顔も本当は見たくないし、カラダにも触って欲しくありません。

だけどカラダは伯父さんを必要とします。この汚れたカラダは二度と正常に戻ることはありませんでした。



「ただいま。」

「おかえり、お兄ちゃん。今日はママの風邪が治った記念にレストランだって!」

「そう、小羽ゴメン。お兄ちゃん…ちょっと食欲無いんだ。だから今日はいいや。」



家に帰っても伯父さんの感覚は離れずに、震える身体をベッドに沈ませます。

伯父さんのことでこんなに切ない思いをするのは初めてで何がなんだかよくわかりません。

そして胸が刃物で刺されたように痛みます。



(行ってくるね!)

(つばさ!勉強しすぎないで、お風呂に入って少し休みなさいよ!)

「はーい…、」



そんなボクの気も知らないママと小羽は外にお食事へ出かけました。
お腹は空いていたので、ちょっと断ったことを後悔したボクですが、仕方なしに有り合わせのものでご飯を食べます。

伯父さんは今頃、どんな気持ちでお部屋に居るのか…

なんて、くだらないことを思いながらご飯を口に運びます。



―ピンポン、



憂鬱に一人の時間を浸っていたところにお家のチャイムが鳴りました。

ママと小羽は鍵を持っているから鍵を使って開ければいいのにと思いながら急いで玄関を開けます。

だから誰かなんて、



「つばさ…」

「や、恭臣さん!?」



確認しないでお家に招いてしまいましたから。

鈍感で、無知なボクは伯父さんの夢の終着地に向かって、走りつづけました。





[*Ret][Nex#]

あきゅろす。
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