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いつの間にかボクは伯父さんと二人羽織みたいに、言葉の掛け合いをした操り人形になっていました。

伯父さんが言った言葉を真似して言いながらおちんちんを上下にシコシコします。その姿もやはり、昔見ていた伯父さんのシコシコと一緒です。



「やすおみさああっんぅ!」

「どうした、つばさ?」

「もぉ、もぉおちんちん苦しいよっ…つばさの、つばさのおしりにぃ、恭臣さんのおちんちん、おちんちんちょうだいっ、」

「・・・。」



手もぬるぬるで射精寸前。
我慢していた伯父さんがふぅっ、と息を吐いてズボンを半分脱ぎ、そのまま何もせずボクのアナに勃起したおちんちんをジュブゥッッと差し込みました。

ボクは一発で吐精。
余韻に浸ることなく伯父さんのおちんちんでいっぱいのおしりは犯されます。

ぷるんと揺れるおちんちんはまた熱を持ち、みるくを溜めます。伯父さんのおちんちんは太く、長いです。ボクのおしりの気持ち良いところを削るように突きます。

何度も突きます。



「ん!ん!!、んっ!」

「はうぅッ!あ!あ!あ!」

「ぁっくッ、つばさ、おしり…自分で振って。」



突然くるりと身体を回転させられてボクは四つん這いでおしりを振りました。

伯父さんの顔が見えなくてちょっと怖いこの体勢はあんまし好きじゃありません。
それに簡単にゴリュゴリュされるため、いっぱいみるくが出ます。



「あああっ!や、やすおみさんっ、うっ!うっ!」

「つばさ、つばさ、」

「あ…、」



背中にピッタリ張り付いた伯父さんは後ろからボクの指と絡ませて、ぎゅうっと抱きしめるように律動を加えはじめました。

同じ左の薬指には綺麗に輝いたお揃いの指輪があります。それを見ると何故か胸が痛みます。

とても正気じゃないほどの伯父さんの愛が伝わって哀しくなります。



「好きだよ、つばさ。」

「んぅっ!んっ!んっ!」

「愛してる、つばさ。」



一方のボクはどうなんでしょう。一度も伯父さんを好きと思ったことがないので、伝えたことはありません。

その時は分からず、ただ気持ち良いことが出来るからということで伯父さんのウチに遊びに行っていただけかもしれません。

指輪を見ると胸が痛む理由も分からず。伯父さんの時(トキ)に堕ちていきました。









車に乗せられたボクが伯父さんに連れて行ってもらった場所は夕暮れに染まる紫色のひまわり海岸でした。

すーっと深呼吸をする伯父さんを横目にボクも真似してすーっと息を吸います。

夜はいつもママに怪しまれるといけないので外出はしません。でも今日は遊園地に行くから遅くなると嘘をつきました。


ママに嘘をつくのも今回で何十回目かです。



「…つばさ、よく聞いて。あの地平線の向こう側にはつばさと俺、別々の未来が待っていてね、」

「えっ?」

「夕闇に透けて見えるだろ?あの奥にはつばさの未来。向こうには俺の未来があるんだよ。」



伯父さんの指す方向に紫と青のぼんやり広がる地平線が浮かび、突然それを見つめながら伯父さんは淡々とボクらの未来を予知します。

まるで別人のように。
一緒に居る未来を否定する伯父さんは既に現実を見据えていました。



「最初から…つばさがこの世に生まれて来た時から運命っていうのは決まっている。結婚する人、就職する仕事先。住むお家や最期の日。全部決められた道を人間は歩んでいるんだよ。」

「ねぇ、それはどういうこと?恭臣さんは何が言いたいの?」

「うん。そうだね、はっきり言うと『もう逢うのは止そう』と言うことだ、“翼”」



真面目な顔つきでこれまで築き上げてきた関係から逃げようとする伯父さんは罪深い人間です。

その時はっきり思いました。

伯父さんは最低な人間です。
大嫌いです。
未来も無視して早く、今すぐ死ねばいいと思いました。


甘やかし無しで呼ばれた本当の名前。

ボク自身、この人への言い表せない感情がはっきりと分かるのはまた少しあとの事です。





[*Ret][Nex#]

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