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divide bloom



西大路道貴、41歳
『ウエスト・プリンスホテル』創始者。
不景気な時世、ホテルビジネスを大成功させた有名事業家。

端整な顔立ち、美しい立ち姿、誰もが振り返るその容姿に身を包んだ彼だが評判は最悪。

会社を離れた多くの幹部は以下のように口を揃える。


『性格が悪く、人の気持ちを考えない。』
『全て金で解決しようとする。』
『冷淡で思いやりのかけらもない。』
『もはや独裁。』



付き合った女性も数知れず。別れ話はもちろん西大路から持ち掛ける。

理由は以下の通り。

『なんとなく飽きた』
『性格が合わないようだ』
『お前と居てもつまらない』
『金をやるから諦めてくれ』


人の気持ち知らず。
良心をずたずたに粉砕。
自分本意、自分勝手。

41年間生きていて慈愛を知らない彼は、金さえあれば人は動かせると未だに思っている。



「おはようございます、道貴様。朝食はどういたしますか?」

「あぁ…夜半、少し動き過ぎたのでな。もう一度、寝ることにするから朝食はいらない。」

「か、かしこまりました。」



朝と言っても午前10時過ぎ、西大路は一口水を飲み、また寝室へ戻った。

いつもと違う。
遅い起床と不自然な振る舞いに藤村は嫌な気がした。


約ニヶ月前。
塚原奈緒を買って、自分のモノとして受け入れた時からどうも様子がおかしい。


普段、仕事ばかりで忙しく家には帰って来ない。
しかし、塚原奈緒を部屋に置き始めてからは必ず帰宅するようになった。

仕事が長引くと連絡があったとしても、必ず時間を作り、家に帰って塚原奈緒を抱いている。


仲良くするのはあまりよろしくないと西大路の秘書から厳重に注意されてしまった藤村。
自身、塚原奈緒に対する愛惜が込み上げ、辛く胸が傷んだ。



『あともう一回だ、奈緒。』

『はっ、はい…御主人様。』

『足を開いて、私に懇願しなさい。』

『はい、御主人様。ごっ、御主人様の…ここに・・・ください。』

『違う、違う。もっといやらしくお願いするんだ。やってごらんなさい。』

『ボクの、ボクのお尻に御主人様のっ…おチンチン挿れて・・・おッ、おかしっ、犯してくださいッ!』

『…どうして?』

『えっ?』

『どうして挿れて欲しいんだ?』

『・・・。』



広い寝室の中央、大きな白いダブルベッド。

強引にセックスしようとする西大路と組敷かれている塚原奈緒の姿。


少し開いたドアの隙間から覗いているのは使用人、藤村。
ズキズキと痛む胸を抑えながら二人の身体を凝視している。

歳を感じさせない身体、引き締まった腹、大きな背。
薄ら満足げに微笑みながら下に居る塚原奈緒を見つめる西大路。

視界を遮られてびくびく震えた小さな身体。細い手足、手の平を握りしめ、耐える様子の塚原奈緒。


これは完璧に同意の性行為でないと確信した藤村の心の傷みはちょっと和らいだ。

が、こんな日々を毎日過ごしている愛しい塚原奈緒のことを考えると益々、西大路への怒りは膨大した。



『ちゃんと言えたら報酬を増やしてあげよう。さぁ、奈緒…言いなさい。』

『…御主人様の・・・が・・・ぃ、からです』

『聞こえないな。もっと大きな声で言いなさい。』

『んごぉ、御主人様のおチンチンがおっきくて奈緒のおしりが気持ち良いからですぅ!早くぅ…早く挿れて、ボクをおかし…った、ぁあッん!』

『…ッ、よくできました。』

『んぅっ!んっ!んっ!』

『くッ、』



速くなる二つの影。

ぐちょぐちょに抜き挿しされるピンク色のアナル。
欲情する塚原奈緒の甘い口元。

それを穴が開くほど見つめていた藤村自身のペニスは知らず知らずにぐんぐん膨らみはじめていた。





[*Ret][Nex#]

あきゅろす。
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