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星空エビデンス




「あーもしもし、榊だけど。」




いろんな体液でぐちょぐちょになった僕の前でベッドに座り、足を組みながら友達とにこやかに話している男はご存知『泥棒さん』


早くして欲しいのにしようとする気はさらさら無さそうだ…


部屋に戻るなりまたしたり顔で僕を眺め、友達に電話しはじめたのだ。





「今日はお疲れ!木原、彼女とだろ?あははっ、いやー榊さんもでしょって?バカヤロー!あははは…」


サカキは名字なのか…
木原は誰だろう…



いいんだ、そんなこと。
早く…早く・・・



「あぁ、晩飯?いや、俺断食中だから!あはっ、無理?だよなーちゃんとコンビニ弁当買ったよ。」


少し漏れる相手の声もハイテンション…すごく仲が宜しいようで。



「セックス三昧だと?バカにすんなよ〜まぁ、今日もしますけどっ!あはははっ!」



「泥棒さんっ・・・」




僕の声に反応したのか、一瞬顔色を変えた男は友達にまた来週と言って電話を切ってくれた。



    ・・・
『切ってくれた』




「あーっと…シャワー浴びたらと今、臭いまんまとどっちがいい?」



僕に選択しろということなのだろうか?

選択肢は二つ…いずれも今からヤるということ。




「縄取ってやるから…俺が風呂に入ってる間、オナニーして待ってろ。」



「オナニー…?」



「そっか…なんも知らねぇんだよな。じゃあまた教えてやるからな。」



そう言った赤いペンキの付いた手が僕の震える陰茎に少し触れる。

お腹からゾクゾクと快感が込み上げてくる。




「んっ…あんっ、はんっ…」


拘束されていたもの全て取っ払われて、やっと熱くなった穴と陰茎に男の手がやってきた…


穴はぐちぐちに濡れていて、陰茎の先の窪みをちょんと触れられただけで我慢していたものをベッドに出してしまった…





黄色い液体でシーツはびしょびしょ。

いろんな体液の臭いが混ざって、悪臭がすごい。



「はっ、おもしれぇな。ド変態なガキだ。やり方分かったならさっさとしてろ。」



男の手が離れ、すかさず僕は自分の指を陰茎に絡めて上下に摩った。



「どろぼっ…さんの、・・・」



…女の人とじゃなくてアノ男に犯されている想像だけで陰茎は熱くなるし、ぐわぐわした感覚が気持ちいい。


だけどアノ一点に指は全く届かなくて、とてもやるせない気分になる。






「おくぅっ…泥棒しゃんの、欲しいッ・・・」






何分も扱いて腕も疲れてきた…

まだ上がらないのか…
こんなに待ってるのに・・・


早く…早くお尻をズブズブして、太くて…長いアノ男ので満たしてっ・・・欲しいっ。





「やっ、」



「はいはーい…お疲れ様。誰が欲しいって?」



首にタオルを巻いて下着姿で登場。

短い前髪がおでこに張り付いていていくつか幼く、水も滴る…




『泥棒』 で 『レイパー』

良い男は冗談だろ。





「小野瀬、俺のこと泥棒さんなんて言い方すんな。」


「だって名前知らない…」



「俺の名前は【榊 一流】(サカキ イチル)好きなように呼んで構わないからな。」



変な名前。
好きなようになら泥棒のままでもいい・・・

名前を呼べば親しみが生まれてしまう気がしてなんか嫌だ。





「泥ぼっ…」


「一流サン、だ。」


「一流サン…」




うまく丸め込まれた気がする…
だけど仕方ない、解放してもらわないと・・・もっとおかしくなりそうだ。




「で、何が欲しいんだ。」





満足げに笑い、僕をジッと見つめる"一流サン"。

欲さず、好き勝手犯された相手に何故求める?







「…一流サンの、挿れて・・・欲しいです。」



思惑通りで嬉しいのか男は口角をあげ、ほくそ笑んだ。





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