星空エビデンス
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お父さんとお母さんは僕が5歳の時、海外旅行中事故に遭って命を失くした。
知らせと共にやって来たのは大きなクマのぬいぐるみ。
それがヌヌちゃんとの出会いだった。
哀しみに明け暮れる暇もなく、僕はお父さんの弟夫婦に身を引き取られ何不自由無く生活していた。
おいしいご飯も食べられたし、服だってたくさん買ってもらった。
有名な私立の小学校に入学して、勉強も頑張った。
そんな些細な幸せを感じながら生きていた6年間。
突如、変貌した叔父さんの態度で僕の人生は変わった。
小学校を卒業した僕は夕方、友達と遊び疲れてうたた寝をしていた。
そしてノックもせずに叔父さんは部屋に入り、冷笑を浮かべながらヌヌちゃんに近づいてくる。
表情がいつもと違くて"怖い"と思った。
「何してるの?・・・ね、叔父さん。」
僕が語りかけても叔父さんは何も答えてくれなかった。
ただヌヌちゃんに触れることしか考えていないようだ。
目は赤く血走っていた。
それがさらに恐ろしくてヌヌちゃんを連れて僕は部屋を飛び出した。
「叔父さん…怖いよ。どうしたの?」
「その人形を渡しなさい真尋!私に渡さないとお前は一生独りぼっちになるぞ。これは脅しじゃ無い!渡しなさい。」
「嫌だ!」
亡者のような顔で近づいてくる叔父さん・・・思い出しただけでゾッとする。
「真尋!寄越せッ!!その人形を私に寄越せっ!!!」
裸足で飛び出した僕はこの場所にはもう居られないと思った。
あんな温和だった叔父さんが豹変するなんて、ヌヌちゃんには何か不思議な力があるのだろうか。
悩み、一人震えていた僕を助けてくれたのはお母さんのお姉さんだった。
一緒に住もうと言われたが伯母さんにはちゃんとした家族が居て(同い年くらいの女の子が二人居て一緒に住みたくなかった)僕は迷惑をかけたくないと言った。
だから今は伯母さんの家の隣のアパート(大屋さんで地主らしい)を借りて、そこにヌヌちゃんと住んでいる。
伯母さんは「寂しくなったらいつでも来なさい」と言ってくれた。
中学校の入学式も一緒に出てくれた。
週一には必ずおいしいお弁当を持ってきてくれる。
伯母さんによくしてもらって3カ月、すごくお世話になっている。
…★…★…★…
僕は目の前で荒い息を漏らし、必死にガツガツと腰を打ち付ける男の事を何も知らない。
ただ知っているのはコイツがヌヌちゃんを盗んだ犯人で、同性だと言うこと。
長時間…知らない男に犯されて最初は痛くて泣いてばかりいたけど、何度も体勢を変えて繋がった。
そして、押される場所が一点に集中した時、さっき白い液を出した時によく似た悦楽が全身を包んだ。
「…おくッ・・・のっ…もっと、してっ・・・」
名前も知らない男の首に縋り、腰を振るう姿は哀れだろう。
僕もそう思う。
でも気持ちいいから仕方ない。
「小野瀬、キツキツだぞ。もっと緩めてもらわねぇと…ちぎれちまう。」
「いゃっ、そんなっ…してないっ・・・」
「おらっ、まただ。俺のチンコ離さねぇもんな・・・」
侮辱されながらもぐちぐちと当たる一点が凄く気持ちよくて、早く楽にさせて欲しかった。
「出るっ・・・泥棒さんっ、僕…もうだめぇ・・・」
「・・・」
腰を掴まれスピードをあげて突かれたイイところ。
味わってしまったら二度と戻れないかもしれない、柔らかい快感。
汗を掻きながらラストスパート、男は低く呻きながら貯まった熱いものを僕の中に吐き出した。
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