星空エビデンス
◇
Sakaki's viewpoint
｢んぉっ、じゅっじゅっ！んんっ…｣
息を荒げて苦しそうにフェラチオするケイジに構わず自分の陰茎を中にぐっと押し込む。
ケイジはさすがと言うべきか、歯を立てず柔らかく唇でサカキの陰茎を咥えた。
唾液を絡ませ、淫猥な刺激を与えながらサカキを勃たせようと感覚だけで必死にフェラを続けていく。
｢ケイジ…もういい。ケツ、欲しいんだろ。挿れてやるから浅く腰掛けろ。｣
会陰をなぞりビクビク身体を揺らすケイジの穴に骨張った指を一気に挿入していく。
腰を揺らして喜ぶケイジの陰茎は赤く腫れ、射精したい様子。
プルプル身体が震えると同時にいやらしく揺れる陰茎がサカキの衝動をゾワッと破壊させた。
もっと小さくて、
もっと脆くて。
もっと柔らかくて、
もっと綺麗だった。
アイツにはずっとずっと、笑顔で居て欲しいから・・・
熱くなる目頭を押さえながらサカキは相手違えども愛しい人を想いながら男の身体を侵食した。
｢んんあっ―――!!!!イっ…いちさあんっ！｣
ゆっくり根本までサカキの巨根を飲み込んだケイジは簡単に前立腺を弄られて早くも快楽に溺れた。
｢むりぃっ、イチさん…おれぇっ、出したいっ…はっ、はっ、ああっ…｣
｢出せるもんならっ、んっ…出して見ろよ。｣
コックリングの所為で出せないことを知っているサカキは意地悪くケイジに射精を強要した。
しかし、身動きのとれないケイジは首を縦横に振るだけ。
それなのに強く律動を加えられたケイジは言葉にならない快感をサカキに訴え続けていた。
｢ひぃっ！はっ！、はっ！イチさんっ…｣
｢・・・・。｣
放置されていた真っ赤に熟れた乳首にサカキの舌が這ってきてさらに意味の分からない奇声をあげるケイジ。
鼻水、涎、汗に塗れながら必死にサカキを受け入れる。
｢んやッ、わっ、ぇて、うあアﾞアっ!!!!!!!!｣
指先でクリッと弄られてぐらり揺れたケイジの陰茎。
筋を立て、先端から透明な液を噴出した。
コックリングを外してキュッと赤くなっていた陰茎はみるみる弛緩してゆく。
｢はぁ、・・・・飽きた。｣
｢ッ、イチさんっ！？｣
サカキは拘束されたままのケイジを置いて、そそくさと風呂場へ行った。
サカキは目をこすりながら浮かぶ愛しい彼の姿を打ち消そうと何度も何度も冷たいシャワーを浴びた。
ケイジには悪いが正直あまり良いものではなかった。
女なら彼に出会う前のように反応するのだろうか？
そして、これから先・・・あれ程に『ひとりの人』を愛せるのだろうか？
｢・・・・。｣
笑顔を見せない凍てついた瞳の中には愛する人への慈愛で満ち溢れていた。
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