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職員=恩師になるかもしれません 後編

「どこ行ってたんですか!?危うく家に帰るとこでしたよ!!てか、これは何ですか!?松永さんの陰謀ですか!?いつもの悪戯ですか!?だったら説明がつきます!!」

「落ち着きたまえ。ここでは一応、教師と生徒の関係なのを忘れたのかね?」

「その前に、人間関係が危うくなりましたよ!!」

もう、どうしようかとおもいました!凄い剣幕で行時は松永さんに詰め寄る。

「あら?貴女、校長とは知り合いなの?」

どう見ても本校の生徒ではない子が校長に凄い剣幕で話しかけている。それに驚いた勝利の女神が尋ねてきた。

「知り合いと言いますか・・・父の悪友であり、仕事のお得意様です。」

「なんと、つまらない説明をするね。もし卿の父がいたならもう少し気の利いた冗談を言うだろうに。」

「その冗談を酷い方向で実現させようとするのは誰ですか!?」

何度この人に悩まされたか・・・あ、ちょっと胃がキリキリしてきた。

「おい、松永。なに職員室前で突っ立てんだ。邪魔だ退け。」

「これは、竜の右目。相変わらず、教師としてはあるまじき物言いだね。品性を疑われる。」

わぉ。松永さんに文句を言ってきた強者がいるぞ。ってあれ?この声は。

「あぁ、朔弥か。道に迷わなかったか?」

「わぁ、片倉先生だ。おはようございます。」

あぁ、おはようと微笑んで挨拶を返してきてくれた。

「今日から、ここに通うことになった朔弥行時だ。昨日、父親と挨拶に来たんだが・・・確かあんた達は居なかったな。」

「まぁ、昨日は日曜でしたからねぇ・・・。あぁ、自己紹介がまだでしたね・・・。私は明智光秀。この学校の保健医です。よろしくお願いします。」

「私は帰蝶。みんなから濃姫なんて呼ばれてるわ。担当は保健体育よ。よろしく。」

「わ、あ、朔弥行時です!今日からよろしくお願いします!」

こんな綺麗な先生がいるなんて!!この学園侮れぬ!!

「そろそろ職員会議が始まるな。朔弥、会議の時に他の先生方にも紹介しなきゃならねぇから、クラスに行くのはHRの時だな。」

「あ、はい!」

「そんなに固くならなくてもいいのよ?さ、中に入りなさい。」

「はい!!」

勝利の女神もとい帰蝶先生に背中を押され、職員室に入る。

いざ、新しいスクール生活へ出陣!!

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あきゅろす。
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