異色な俺は、
誰からも受け入れられない。
そう諦めていた。
望まなくなっていた。
疲れていたんだ。
なのにお前は易々と俺を迎え入れた。
それが俺だけじゃないことは不満でもあるが、俺だけに優しいお前を想像したらちょっと嫌だと思ってしまった俺は、お前の言う通り我侭なのかもしれない。
焦がれる程に願っていたのに何時しかそれを口にすることすら億劫になっていた。
苦痛になっていた。
恐れていたんだ。
だけど今なら言える。
さあ、心の底から謳おうか、
「」
その問いは明るい笑い声で返された。
…フン、やるじゃねぇか。誉めてやる。
俺を泣かすなんて今までも是から先もオメーだけだゾ。
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