おまけ会話文

「サイト立ち上げ早々、こんな駄作書いて何が楽しかったんだろうね此処の管理人」
「沢田殿。そうはおっしゃらず。せっかくのお披露目なんですから」
「・・・・そうだね。
あー今更だけど今年はいい年だったらいいな〜」
「え・・・。さ、昨年は?」
「ん?この撮影で。ちょっと、ね(遠い眼)」
「し、しっかりなさって下さい沢田殿!!」
「どーしたんだバジル」
「あ、リボーン殿、コロネロ殿!沢田殿のご様子が・・・!」
「嗚呼、どうせ今回の撮影のカットされたシーンのことでも思い出してんだろ」
「カットされたシーンだ?何だそれ。あったかそんなとこ」
「そういやてめえは知らねぇんだったなちょい役のコロネロ君?(フフン)」
「馬鹿にしてんのかコラァアアア!」
「見たいなら貸してやるゾ?」
「は?」
「ツナの○秘映像入り、ディレクターズカット版“もう、やめて・・・ッ!”」
「な!な、何撮ってんだてめええええ!!!」
「何想像してんだテメー。普通のワンシーンだぞ。
ほんとムッツリスケベだな」
「誰がだ!!殺されてぇのかテメーは!!!!」
「まぁある意味ツナが入り乱れてるシーンはマニアには垂涎もん映像だけどな」
「見、見るかそんなもんッ!っていうか処分しやがれ!」
「お子様のお前には刺激が強くて見れねえっていうなら別に貸す理由もな、」

ブチ!

「貸してみやがれコラアアアアア!!!!」

































【 tagliare scena 】


































『風邪にはやっぱ林檎だろ。ツナ、どんな形がいいんだ?』
『え、形?風邪には固形じゃなくて摩り下ろしたのがいいんじゃないかな』
『あ、そか』
『この野球馬鹿!お疲れの十代目に当たり前のこと聞くな!』
『じゃ、林檎ジュースでもいいのか?ほいツナ』
『あ、ありが』
『それとも。40度だったら設定重病人だから口移しのがいいか?』
『い!?いらないよそんな』
『そうだ俺がやる!貸せ山本!!』
『予想通りだけど冗談じゃないよ獄寺君!
てか顔真っ赤だしこっちが恥ずかしくなるし!』
『お?ホントにやんのか?じゃ、譲れねえのなー』
『やらないから!頑張んなくてもいいから!』
『やるか!?』
『挑まないでーーーーー!!!』









そして。

『・・・・・・・・・・・・・こういうお約束になるわけね』

頭から滴り落ちる液体にツナは苦笑する。

『スイマセン十代目!山本!てめえがしっかり持ってねえから!』
『悪ぃな、ツナ。手がすべっちまってさー。
取り敢えず着替え持ってくんな』
『少しお待ち下さい十代目!』
『あ、うん』

二人が出て行った直後、ノック音。
次いで飛び込んでくるのは太陽。

『邪魔するぞ!』
『あ、お兄さん』
『沢田!風邪をひいた設定だそうだな!』
『はい、そうなんです(苦笑)』
『弛んどる証拠だぞ沢田!』
『す、すみませ・・・ くしゅ!』
『む・・・、平気か?』
『あ、はい。ちょっと(林檎ジュース被って)寒いだけなんで』
『それは体温を上げたいということか?』
『はぁ、まあ』
『それならば人肌が一番だと聞くぞ!よし!俺が温めてやる!』
『いいぃ!?け、結構ですよお兄さん!そういう役目は布団が果たしてくれますか、』
『では待っていろ!』
『って、お兄さん!?どちらに行かれるんですかーーーーーー!?』

何故か了平は走り去る。
了平の行動はよくわからないが、体のベトつきが気になってきたツナ。

『・・・・・・・・風邪の時はあんまり良くないけど。お風呂入ろうかな。
気持ち悪いし』












『あー、さっぱりし』
『・・・・・・ボス、』
『うわ!クローム!?
何でいるの!?(てか女の子にっ、クロームに見られたぁぁぁッ!!)』
『・・・・・・着替え』
『着替え!?あ、ありがとうね!
悪いんだけど着替えてくるからちょっと待ってて!』

ツナ、服を慌てて受け取り風呂場へかけ戻る。

『お待たせ・・・、って。クローム何その格好!?
さっきは気付かなかったけど何でメイド!?』
『・・・骸様がコレ着てけって』

パイナップルめ!!!(怒)

『あ、あのねクローム。そういうのはあまり着ないほうがい、』
『・・・・変?』
『いや、よく似合ってるけ』
『ボスが喜ぶって、骸様が』

パイナップルめ・・・っっっ(怒×怒)!!!!!

『ボスはこういうの、・・・嫌い?』
『嫌いとかじゃないけど、って変なこと言わせないでクローム!俺変態オヤジみたいじゃん!!
と、とにかく何か別な服を・・・!』
『それなら、平気。もうすぐ来るから』
『え、何が?』

ボフンッ。
お約束どおり少女は消え、代わりに長身の人影が、吃驚しているツナに向かって跳躍した。

『ボンゴレ〜〜〜ッ!!!』
『うぎゃあああああ!!!!』

抱きつかれ、ぞわりとツナの全身に鳥肌が立つ。

『大丈夫ですか!?お風邪だそうで!私が看病して差し上げます!さあベットに横になっ』
『お前がなれーーーーーーー!!!』

ツナ、咄嗟の死ぬ気モードで背負い投げ。

『そんな、ベットに投げるなんて・・・・!
・・・大胆ですね、ボンゴレ(ぽっ)』
『墓の中にだ馬鹿ーーーーー!!!(泣きそう)』
『そうですか、つまりませんね〜、ちぇッ』
『うわッ、コイツ腹立つんですけど!?
何だよそのちぇって!?』
『お茶目ですよ、ボンゴレ』
『・・・・・ッ!』

殴りたい・・・!コイツ、殴りたい!!

『今気が付きましたが今日はボンゴレ以外誰もいないようですね』
『そうだけど、それがな…、(ハッ)』



『・・・・・・・・』
『・・・・・・・・』



『ッ誰か早く帰って来てぇぇぇぇぇ!!!!!』
『クフフフフフ〜!ボンゴレ〜〜〜!!!!愛してますよおおおお!!!』
『ひぎゃあああああ!!!!!』

ツナ、脱兎。
それを水を得た魚のように嬉しげに追いかける骸。
ハートが乱舞している。

それを阻止するようにドアが開く。

『ツナ?何叫んでんだ、って骸、か?
なんでメイド?』
『んなことどうでもいいだろ野球馬鹿が!
変態め!また何しにきやがったああああああああ!!』















『本当に止め刺さないんですか十代目?』
『止めって…。
えっと、ほら。骸はクロームでもあるんだし、ね?』
『う・・・(可愛い・・・!!)、十代目のお言葉とあれば!』
『にしても何でメイドなんだろなー?』
『気色悪ぃ格好しやがって・・・!
十代目ならともか』
『何か。言った?獄寺君?(にぃっこり)』
『な、何も!!(ブンブン)』
『ツナだったら似合うけどなー(さらり)』
『な!気持ち悪いこというなよ山本!』
『えー?だってツナって何でも似合うじゃん?(にかッ)』
『え、そ、そう? …って違う!』
『何で山本には恥じらいの笑顔なんですか十代目ぇぇぇぇぇ!!!』
『は!?何のこと!?』
『そういやツナ風呂入ったのか?』
『え、あ、うん』
『そか。じゃあこの着替えいらねえな』
『わざわざとりに行ってくれたのに、御免ね』
『いーって』
『いえいけませんよ!こんなに汗をかいていては体が冷えてしまいます!早く着替えなくては!
さあ、脱ぎ脱ぎしましょうボンゴレ!』
『うわやめろ脱がすな!汗なんてかいてないよ!
かいたとしてもお前のせいでかいた冷や汗だっ!っていうかどうやって縄から抜け出したんだよ骸!?』
『いいえいけませんよ、ボンゴレ。
風邪というのは水分を摂って、汗をかかなければ治らないんですから』
『え、・・・・そ、そうなの?』
『間違ってはいねーよなー』
『さ、このお水を飲んでゆっくり休んで下さい(にっこり)』
『あ、うん』
『お待ち下さい十代目!俺が毒味します!』
『毒味?』
『コイツがニコニコしながら差し出す食いもんなんて、ほいほい口にしてたら命がいくらあっても足りませんよ!』
『そ、そこまで言わなくてもって、あ』

ゴクゴクゴクゴクッ プハ!

『・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・?』
『・・・・・・・・・・・・・』
『獄寺、君?』


ぷるぷると震え始める獄寺に、ツナが恐る恐る顔を窺う。
それに獄寺が一気に鼻血を噴出した。


『さ、最高です十代目ぇええええ!!』
『ぎゃああああ!?』
『なんて色っぽい!なんて艶やか!眼の保養です!!!
そのアングルたまりません〜〜〜!!!』

何処からとりだしたのか、カメラを連写する獄寺。
ドン引きするツナ。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?』
『十代目のお美しさとお可愛らしさはこの世の奇跡!
貴方にお遣えできる俺は今死んでもいいくら』

『じゃあ死になよ』
『ゴファ!?』
『獄寺君!?』

獄寺、突然の攻撃にダウン。
しかしカメラは死守。

『ひ、雲雀さんいきなりなんで!(てか何処からいらっしゃた!?)』
『なんだか気色が悪かったんだよ』
『そ、そんな理由で!』

素で返す雲雀に否定ができない綱吉君。

『まぁ。そこの雑草が飲ましたのが原因だろうけど』
『クフフ・・・。ばれてしまっては仕方ありませんね』
『・・・・骸!一体どういうことなんだよ!』
『ボンゴレがツンデレだからです!』
『『『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』』』

一同半眼。
答えになってない上に意味がわからなくて気色悪いらしい。
それに気付かないのかフリなのか。
演技がかった調子で骸が説明を始める。

『―そう。ボンゴレはツンデレ。
ですから僕に素直になれずにいるんです。
しかしそんなボンゴレでもコレさえ飲めば大丈夫!
立ちどころに本当のことしか話せない体質になってしまうのです!』

骸、液体を掲げ持つ。

『んーでもさー、ツナっていっつも骸に対して、本当のことしか言ってないと思うけどなー』
『(キッ!)そんな訳ありません!あれは照れ隠しのはずで・・・!』
『悲しい妄想するのは勝手だけど、僕の綱吉に変な南国汁を飲まそうとするのはやめてよね』
『煩いですね!僕の作ったものを安っちいジュースと等価のように言わないで下さい!』

不毛なやり取りの最中、獄寺がうめき声を上げる。

『うう、いてえ』
『あ、獄寺君気がついた?』
『じゅ、十代目』
『大丈夫?まだ痛む?』
『平気です。それより、先程はあれの液体にやられていたとはいえ、失礼しました…』
『ううん。俺が飲ませちゃったみたいなものだし、獄寺君の所為じゃないよ(例えあれが本心だとしても)』
『十代目・・・(何てお優しい・・・!!!)』
『そんなのに優しい言葉なんてかけなくていいよ綱吉。
結局その彼もそこの南国の雑草と変わらないんだから』
『な!?』
『盗撮の言い訳はいいからさ。さっさとそのカメラ寄越しなよ』
『盗撮っつーか思いっきり堂々と撮ってたけどなー』
『誰がてめえなんぞに十代目(のお写真)を渡すかーーーーッ!!』
『色々誤解が沸くからその言い方は止めろな獄寺〜』
『来ないならこっちから行くよ?』

雲雀、装備済み。
それに大量のダイナマイトを取り出す獄寺。

『ッ果てやがれ!』
『やめてよ、お!?』

ズルッ ゴン…ッ

ツナ、二人を止めようとするが、骸が零した液体に滑って気絶。







数分の争いの後、獄寺の手からカメラがすっぽ抜ける。

『カメラが!』
『!』

ヒョーイ・・・ ポト。

『お?』

お約束のように山本の手にカメラが落ちる。

『『!!』』
『お前等壊れものなんだからもっと大切に取り合えな〜?
壊れてたら意味ねーじゃん?』
『いいから山本武!それ寄越しなよ!』
『俺に返せ山本!!』
『まーちっと待てって』

二人の眼が異様に血走ってる。
しかし笑いながら適当にいなして作動するか確認する山本。
現れた画像に爆笑する。

『はは!これツナの腹しか写ってねーみてえだけど?』
『『『な!』』』

それに獄寺達の眼の光り方が一変する。

『綱吉の腹チラ写真は僕のものだよ!』
『ふざけんな!俺の十代目コレクションに加えんだよ!』
『では本物のボンゴレは僕のものということで』
『ふざけんな二人とも果てやがれ!』
『まだ生きてたの君?枯れなよ』
『お、ツナの争奪戦なら俺も参戦すんのなー』





―混戦。

山本と骸まで加わり一層激しくなった乱闘音にツナが覚醒。
惨状に気が遠くなる。




『(スタジオがっ!!!)もう、やめてええええええええ・・・・!』




















「・・・・・・・・・・・・よくこの惨状で撮影が出来たな。コラ」

コロネロは改めてツナは凄いのだとわかった。














「あれ?コロネロは?」
「コロネロはエロビデオ見んのに忙しいってよ」
「な!嘘いうなよ!コロネロがそんなのみるわけないだろ!」
「何でだよ」
「コロネロならそんなの見なくたってモテてるから興味ないだろ?
それに本命の子がいるって前話してくれてたし。
可愛い子なんだろなー。俺凄い惚気られちゃってさ。
多分だけど俺ラルだと思ってるんだよね〜」
「「「・・・・・・・・・・・・・」」」
「な、何だよその眼?変なこと言ったか?」
「拙者。少しばかり、コロネロ殿が気の毒です・・・」
「しかも何て恐ろしい誤解されてんだ・・・。
これラル・ミルチが聞いたら怒り狂うゾ(ボソリ)」

あいつツナ激ラブだからなー・・・。

「う゛お゛おぃ・・・。お前がそんな勘違いばっかするから俺がアイツに八つ当たりされんだ・・・」
「な、何だよ3人揃って!
ラルかもしれないってのは俺の勝手な予想だけど、コロネロに好きな子がいるってのは本当なん、」
「・・・・・・・う゛お゛おい。もういいから言ってやるなぁ。(可哀想だから)」



















































終わります。お粗末様でした(汗



題はこんなんっちゅーか、まんまカットシーンて意味です。
『タッリャーレ・シェーナ!!?』=「cut scene〜カットシーン〜」



2009.8.18 載録



あきゅろす。
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