おまけ



「あ、そうだコレ」
「?」
「渡しそびれて遅れちゃったけど、はい」



渡された、シンプルに包装された紙袋。
見れば中にはリストバンド。



「誕生日おめでとう、山本」



そう言って、にっこり笑ってくれたツナの腕を引き寄せて、驚いている耳元に一言。



「サンキューな、ツナ。俺すっげー嬉しい・・・!」








大切にすると言ったことに照れたように。
でも嬉しそうに笑ってくれた君の笑顔が何よりのプレゼント。





















…なんて思ってしまう自分に呆れる

嗚呼、ホントどうにもならない

君が好きっていうこの気持ちだけは


































「それに結局肝心なこと言えてねーしなー」




珍しく嘆息しながら山本は昨日のことを思い出す。







『俺お前と改めて友達なりてーんだけどーーっ』
『・・・・・・・・・・は!?』
『頼む!このとーり!』
『な、何言ってんだよ!
俺達もうとっくに友達じゃんかぁっ!山本の馬鹿ァ!!』
『・・・・・・・・馬鹿はオメー等二人だ。
ったく往来で何やってんだ恥ずかしい』
『いて!頭蹴るなよリボーン!
っていうかなんでいんだよお前?』
『オメーが情けねー顔で山本に愛想付かされた〜、助けてリボーン先生〜とかってどこぞの●び太みてーな面して俺に縋りついて来たからだろ』
『んな!
そこまで酷くないよ!』








(おまけに小僧には見せつけられるしなー・・・)

山本の手にちょっと力が手に篭る。




「? どうかした山本?」
「ん・・・、何でもね。
もうちょーっと気合入れねーとって思っただけなのな」
「あぁ、野球?
今のままでも山本なら大丈夫だと思うけど。
でも頑張ってね(にこり)」
「・・・・・・・・おう、まかしとけって!」









<...fine>



















横断歩道越しに大声で謝っただけのへたれ山本(笑)
気付いてくれないことにガックリはしたものの、やっぱり応援されるのは嬉しいのでやまもーはこれからも頑張ります♪


ツナは仲直り出来て幸せですv


おまけのつもりなのに何故かリボ様まで参戦(笑)



あきゅろす。
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