おまけ(笑)

「ユニ、貴様・・・」

その少女の登場に、白蘭からはいつも浮かべている人を喰ったような薄笑いが消える。
虫の息だった正一は、そのことにより少女が誰なのかを知った。

そして…








「君もツナちゃんをお嫁さんにする気なの!?」
「珠に真面目な顔したと思ったらその発言ですかホントあんたは何処までアホなんですか白蘭さん!?」


駄目だよあの子僕のだから!!という白蘭に正一が本当に命懸けの突っ込みをして気絶しそうになった。






































(この人は一体っ、何処までアホなんだ…!!)


こんなアホが支配する未来なんて絶対嫌だ。



しかし好き勝手に生きている白髪の男が、慣れている突っ込みを聞くわけもなくまだ言い募る。
「それと何?その腹チラっていうかモロ出しの恰好!
お色気担当はもう向こうの霧の子とかがやってるからいらないっていうのに無理しちゃってさ!」
「いつもビロビロに伸びたTシャツやジャージしか着ない引き篭もりで綱吉様の前に出る時だけキメてくる白蘭に言われたくありません。
そのような寝癖セットに何十時間かけているのですか馬鹿らしい。
それと先ほどの話ですが当然ですよ、私だって貴方と同格の資格があるのですから。
私は女子という点で貴方より一つ上をいっています。
貴方は男同士というアブノーマルな時点で終っていますけど」
「ツナちゃんは可愛いから性別とか関係ないし絶対ウェディングドレス似合うからそれでいいの!
それにユニなんて女の子っていってもまだちんちくりんじゃん!!
ツナちゃんもこんな幼女相手にしないよね!ロリコンじゃないもんね!?」


見知らぬ少女の白蘭に負けないやり取りと、思わぬ振りにツナはしどろもどろになる。
「いや俺に振られてもっていうかごめん、君誰!?
オレ君のこと知らないんだけど!!」

そんなツナに、ユニの先ほどまで白蘭に向けていた冷ややかな眼が変わる。
恋する乙女の眼だ。
しずしずとツナに近づくと、そっと頭を下げる。
「ああ綱吉様、現実では初めてお眼にかかります。
私は貴方の将来のフィアンセであり、生涯の連れであるユニです」
「うえええええええええええ!?」



お会いしたかったですと頬を染めてそっとツナに体を寄せるユニに、リボーンは引き攣り笑いをした。








「噂にゃ聞いてたが、アイツぜってールーチェの孫だな・・・」








各々の能力は飛びぬけているのに性格が子供っぽく、唯我独尊の虹のメンバーの中ではかなりの大人だったが。
「時々、すんげー猪突猛進になんだよなー・・・」




懐かしいような、これからの疲労が増しそうな。
そんな予感はユニが伸び上がってツナの頬にキスをしたことによる周りの反応により確定したのだった。


























スイマセンでした色々と凄く楽しかったとですbbb(殴殴殴

2009.8.10



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