有言実行

「コンタクトは大丈夫なのか!!」
「それよりボンゴレの体が・・・・・・・・・・・・・・」




そう言った自分に、驚いた。

































【 有限実行 】

































「! これは・・・」




今度こそ、駄目かもしれない。
咄嗟にPCを守って蹲る。


これは今、ボンゴレのコンタクトと繋がっている。
壊れたらボンゴレが困る。

だからコレだけでも守らなきゃいけない。



(でもそしたらきっと、)







「・・・ウチ・・・ 死亡・・・」







確実かな。


でも言ったことは絶対。








『足手纏いにはならない』








それがウチのポリシー。





(日本語で言うと、ええと)













「そうだ、有限実行・・・」

無意識に口にしてから、自分がまだ生きていたことに気付いた。
こない衝撃にそろりと見れば、小柄なのに悠然という言葉が似合う少年が立っている。

つまりは、また。ボンゴレに助けられたということ。




「・・・・・・・・・・・・・・・」
知らず、スパナの眉はすこしばかり下がった。
折角決めたばかりだったのに。





まあそれでも嬉しいことは嬉しいから。



「・・・・・・・・・・・・・・ありがと ボンゴレ」







だから今は素直にお礼を言っておこう。

いつかは、ウチがアンタを守れるようになるから。





























「ウチの座右の銘は有限実行だしな」
「・・・・・・・何の話だ」




訝しげに問われ、スパナは内緒だといって悪戯っぽく笑った。











<...fine>

































スパナに可愛さに悶絶。
ウチ死亡発言の時の可愛さったらない。

寧ろこっちが死亡しそうだったってのはきっと自分だけじゃないと思う(無駄に確信顔)


2008.11.10


あきゅろす。
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