R-18倉庫 01 ※ぬるいですがR-18です。 吊り橋効果ってヤツを実践しようと思う。 深夜、両親不在、俺の部屋、真っ暗、んで唯一の光源である液晶テレビからはドB級ホラー映画が流れている。 足を投げ出して座る俺の股の間では、怖がりのアキヒトが画面の惨劇に怯えてる。 俺は集中力散漫なアキヒトのうなじをここぞとばかりに独占中。 くんくんスンスン。んふうううううイイニオイ。 どうだ、完璧なまでのシチュエーションだろう。 俺はアキヒトにべぇったりだ。 それはもう四六時中、テコでも離れないし離さないし、その事を進んで周囲に公言している。 それもこれもアキヒトが魅力的すぎるのが悪い。 高く手足の長いスタイルは制服すら一級に着こなしてしまうモデル体型で、顔面はチビるほど配置のバランスが良く、切れ長の涼しい目元とぽってり下唇が実においしそうではぁふぅ 精悍な顔立ちと対象的に頭髪はやーぁらかくてちょっとクセがある黒髪。寝癖でピンピン跳ねてたりした日にゃそれはそれは最ッッ高にかぁーわいいのだ。 部活で引き締まった筋肉を包む柔肌は健康的なグラデーションでもうっハァッじゅるるる そんなアキヒトが一度外に出れば、餓えた肉食獣の群の真ん中に最高級の霜降り肉を投げ入れるようなモンで、アキヒトに絡みつくような視線を送る人間ども全員呪われてしまえと思うわ。 そうなっちゃ人類滅亡の一途だろ?そうならない為に俺は仕方なーーーーく、歩く時はいつも側面か背面にべったりくっつくように注意しているし、電車移動ではアキヒトが痴女痴漢にあっちゃイケナイからと閉じ込めるように張り付いてる。そして股間を押し付けてる。 これでアキヒト狙いも予備軍も大抵の奴は顔面蒼白でフェードアウトしていく。そらそうだ俺のこの行動キモイもんな。だがコレは一緒にいるアキヒトも同じように見られるって事にポイントがある。 これの意味する事が分かるだろ。俺はアキヒトのバックバージンは勿論、童貞というステータスの守護神なのである。 そしてそんな守護神である俺は、アキヒトで夢精したその日から自分の童貞を彼に捧ぐと魂から誓っているのだ。 古い考えと言われそうだが俺の貞操観念はかなりお硬い。ヌく時のネタもアキヒトのみの徹底っぷりだ。アキヒトがスる時のオカズに関しては、血涙が滲む程悔しいのだが、色々と妥協してる。 そもそも俺がアキヒトと運命を感じたのが小学生というまだまだ初心に毛の生えた年齢だったという幸運。 それを良い事に性に多感な中学時代からアキヒトの不純異性交際を無事全て妨害出来てるので、俺の中の聖アキヒト像、童貞崇拝は十分すぎる程育ってしまったようだ。 もはや学内では完全にガチな人達扱いで害虫ゼロだ。素晴らしいな! 持てる全てを費やしたかいがあり、いわゆる友人の関係にもかかわらず、この胸に閉じ込めようが尻を揉もうが股間を擦り付けようが、度重なる下心を伴ったスキンシップにアキヒトも今や慣れ慣れである。 >> |