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小ネタ置場
好き嫌いを無くそう。
※某衝撃風景バラエティーを見ていて思いついたネタです。










「……これだあ!」


たまたま見ていたバラエティー。
その中で紹介されていたある物を見て思いついたこと。





「……これは……」
「焼きりんごだよ。」


オレの前に差し出された皿に鎮座している物。
確かに遊戯の言う通り、外見は焼きりんごだ。
よく見ると、一度煮てから焼いたらしいこともわかる。


(しかし、嫌な予感がするのは何故だ?)


これを食してはならないと、どこかで警鐘が鳴っている。





そう。


名前を口にするのも煩わしい、例のモノを前にしたときの様な感覚なのだ。


「食べないの?」
「そういうわけでは……」
「じゃあボク一口食べていい?」
「……ああ。」


ごく普通にそれを食べた遊戯。


「煮てあるからちょっと柔らかいけど、美味しいよ。」


フォークに刺して、オレの口元に持ってこられた。
……これは所謂“はいあーん”なのか?
遊戯にこんなことをされては、食べるしかないではないか……!





ぱく。


「……?少し変わった風味だが、悪くはないな。」
「ホント!?」
「ああ。……そういえばこれは何で煮てあるんだろうな。」


次の遊戯の言葉に、オレは卒倒しかけた。





「おでんのだし汁!」





問い詰めてみれば、“おでん嫌いが直れば、一緒に食べられるから”という何ともくすぐったくなるような理由で。


「それにしても何故りんごの……(名前も言いたくない)なんだ?」
「テレビで見たから。」
「……ι」


END





あとがき。


静岡の某おでん屋で実際に売ってるそうですよ。
だし汁で煮込んだあと、上に砂糖をかけてバーナーで焼くという、デザート的な一品。
あと一緒にバナナのおでんも紹介されてた。


社長におでんネタは外せないでしょう!




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