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高銀(短編)
俺をデレッデレに甘やかして!
 

最近疲れた…
心身共に疲れた…

あぁー誰か俺を癒してくれェェェェ!!



〈俺をデレッデレに甘やかしてくれ!〉






俺は窓から外をボーッと眺めていた。
最近疲れる仕事がたくさん入ったからだ。

確かにここは万事屋だ。

仕事が無い日よりあった方がいいし、仕事なんて客が依頼してくっから選べない。


だからって最近の肉体労働は辛いって…

その時、万事屋の扉が開いた音がした。
カラカラ、と戸が開き静かな足音が居間へと向かうように聞こえてきた。


この足音は……


「よォ銀時。久しぶりだな」

「高杉…」


久しぶりに会った高杉はなんて…なんてカッコイイんだろうか。

あ、いやこれは俺が疲れてるからそういう錯覚が出てだな……



「どうした?目が死んでんぞ」

「いつものことだコノヤロー。……高杉の方こそどうしたんだよ。お前からうちにくるなんて珍しいじゃん」


そう言えば高杉はソファに座って、煙管を吹かし始めた。
そして一服してからこう言った。


「テメェに会いたかったから、じゃダメかよ」



な…なななな何だコイツ!?
コイツこんなヤツだったっけ?!…あ、こんなヤツだったわ



。うん。
3ヶ月ぶりに会うとスゲー新鮮だなー高杉。
ちょっと不覚にもドキッとしちまったぜ…。




「ありがと。俺も会いたかったよ高杉」

「当たり前だ…なァ、なんでテメェはンな疲れてんだ?顔にもろ出てんぞ」


流石、昔から察しの良い高杉さん。
はははっ、と空笑いしながら俺は高杉の隣に腰掛けた。

「俺さ最近、瓦張り替えの仕事とか重い荷物運びとかの仕事ばっかりなんだ…もう身体が付いて来ねーのよ。歳かな?」

「…だろうな」

「即答すんなよ…つか、そしたらお前も歳だからな!?……。はぁ、疲れた高杉ぃ」


高杉の膝に頭を乗せて、強引に膝枕をさせた。

いつもの高杉なら「重い」とか「甘えんな馬鹿」とか言ってやらせて貰えないのを覚悟で膝枕をやってみた。


そしたら意外にも高杉は俺の頭をワシャワシャ撫でてくれた。

「えっ!?」

「んだよ、悪ィか」

「あ…いや、その……ううん。もっと撫でて」


高杉の方に向き直って目を閉じた。
ゆっくり労るように撫でる仕草が気持ちが良い。


今日は…甘えてもいいのかな?


「ねぇ高杉」

「何だよ今度は」

「キスして」


下から高杉を見れば若干驚いた顔をして、そしてフワリと笑いながら、


「良いぜ、可愛いテメェのためなら。だが、今日だけだ」

「了解」


高杉に命令出来るなんてちょっと新鮮。
上向きに体勢を変えれば、高杉は優しく唇を合わせた。

それは本当に優しく…




「んっ…ふぁ…」

苦しくて高杉の裾を掴めば、名残惜しげに唇を放した。


「エロすぎ。銀時」

「うっせ!…なぁー晋ちゃん」

「晋ちゃん言うな。次は何だお姫さん?」


からかうように高杉はニヤニヤしながら俺の唇を指でなぞりながら聞く。

だから俺はコイツの指を歯でカリッと噛んでやった。


「甘えてもいい?」

「もう甘えてんだろうが。つか噛むな」

「高杉だけだからな。…俺が甘えるのは」


噛んだ指に小さく口付けて、高杉の胸元に擦り寄った。

何でコイツは男なのにこんなにも良い匂いがするのだろうか…。
汗臭くないし、もちろん加齢臭すらしない。

なんでかねー、落ち着くわ本当。



「良い匂い」

「あァ?匂いなんざしねェよ」

「何だろうねこれ…フェロモン?」


胸元に擦り寄ってたら無性になんだかムラムラしてきた…うわっ、やっぱり高杉フェロモンだわコレ!


首筋に舌を這わして、チュッとキツく吸いついた。
あ、跡付いちゃった。

俺の行動に高杉は「オイ」と言いながら俺の頭を軽く小突いた。



「痛てーよ…」

「甘えてもいいが、調子乗んな」



俺からキスマーク付けるのなんて初めてだから恥ずかしくなっちゃったのかな?ププッ。



「高杉ぃー……好き」

「はいはい。そりゃどうも」

「……軽いなオイ。ちょっと悲しいよ銀さん。高杉は?」

「嫌いなら俺からテメェに会いにきやしねェよ」


肩を押され、ソファに押し倒しながら高杉は言った。
どんな顔して言ってんのかは逆光で全然見えなかったけど……

多分ニヤつきながら言ったに違いない。












――――――――――

「気持ち良く抱けよ」

「俺が気持ち良くなりゃァ良い」

「この甲斐性なし!!俺が気持ち良く、だ馬鹿!」

「はいはい…」


コイツに甘えられんのは嫌じゃないが…
これはこれで面倒くせェ。




「高杉…さ、」

「何だよ」

服を脱がしながら銀時は俺の髪をすく。


「俺のこと好き?」


でた。
病んでる銀時の十八番。

女にこんなこと聞かれちゃ萎えるが、銀時では別。


「あァ。好きだぜ銀時ィ…愛してる、殺したいくらいな」


「…俺も。好き過ぎて高杉殺して俺も死ぬ!好き高杉」


こんなこと言って喜ぶ奴なんざこの馬鹿くらいだろう。
そして決まって俺の頭を抱き締める。




あぁ…俺もコイツと一緒だ。



「俺には銀時が必要だ」



そう呟いて銀時の唇を強引に奪った。









―――――――――――

意味不明文ですみません!!

あぁぁぁ!!もうこれからは文章書くリハビリしなきゃ

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