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譲れない闘いがそこにはある(静正)


「谷田部!将軍が喧嘩おっぱじめたぞ!」
「は、喧嘩?どこの野郎だ。人数は?こっちはどのくらい将軍の加勢に行ってる?」
「それが…」

「将軍の喧嘩相手ってのが、平和島静雄なんす」


いつも言われる将軍直々からの忠告。

『平和島静雄には手を出すな。関わるな。』

ふと谷田部の脳裏にそんな言葉が浮かんだ。
将軍自らも平和島静雄の恐ろしさは知っているはずだ。だから自分達にあのような忠告を口酸っぱくしていたはずなのに、
なのに何故将軍自ら平和島静雄と喧嘩をしているのだろうか。
仲間の話を聞き谷田部の頭に疑問が過ぎるが、何故と深く考える前に将軍の安否と加勢しなければと言う思いが大きくなり、谷田部は足早に将軍と平和島静雄が喧嘩しているという現場を訪れた。
そこで彼が目にしたものとは―…



♂♀




「だから謝ったじゃないっすか!」
「謝って済むと思ってんのか?!」
「ちゃんと代わりのプリンも買ってきました!」
「俺はあれが食いたかったんだよ!つかちゃんと名前書いてあんのに食うか普通?」
「ちょっとぐらいいいじゃないっすか!すぐに新しいの買いに行くつもりでしたし」
「そういう問題じゃねぇだろ!」




谷田部の目に映るのは痴話喧嘩。
会話の内容こそ痴話喧嘩だが、状況は一言でそう言い切るには危なっかしい。
静雄の手には標識。正臣の手にはバール。
当てるつもりはないのか牽制として奮われる標識を直撃を避けつつバールでダメージをなくして逃げ回る。
そんな二人の姿を捉え、谷田部ば頭を掻きながらため息をつくように呟いた。

「またか」






‐‐‐‐
静雄が当てるつもりがないなら正臣の運動神経及び反射神経でも十分渡り合えると思ったんだ。
将軍vs喧嘩人形って美味しいと思うの。
ついったで呟いたネタはもっとシリアスな雰囲気な妄想だけどね。






あきゅろす。
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