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心を侵す闇(臨正)

いきなり届いた一通のメール。

『一緒に死なない?』

題名もなく、本文にただ書かれた一文。簡潔で、馬鹿げた内容だ。

「死ぬ、なら…勝手に、独りで…死ん、で……下さい……。」

だから直接電話でそれを伝えてやる。馬鹿だと勝手にすればいいと。
だけど、なんで手が震えているんだ。喉が詰まるような感じがするんだ。

『声、震えてるよ。それにどうしてわざわざ電話をしてきたの?』

…分かってる。分かっている。この人は絶対。声が楽しそうだ。言葉が楽しそうだ。きっとこの後に俺が言う言葉さえも分かっている。

「最期ぐらい、声を聞いておこうかなって気まぐれすよ。」
『そう、じゃあね。』

電話越しに楽しそうに笑う気配を感じ、そして、バイバイといつも通り切れる通話。
携帯を握り締めたまま、俺は走り出す。
愚行だと遊ばれていることだと分かっている。それでも無事な姿を見ないことには安心なんて出来ない。


【心をす闇】


例え、いつも通り、俺の気を引くことだとしても。





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リハビリ文。突発文。
特に意味なし。





あきゅろす。
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