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想いと欲(帝→←正←臨)

※裏です。ちょっと正臣の部屋捏造有。多分帝→←正←臨。





休日、帝人は何と無く暇だからという理由で友人、紀田正臣のアパートへと訪れた。手土産にとお菓子の入った袋を見つめて楽しげに笑いながらインターホンを押して友人が出迎えてくれるのを待つ。しかし数分経てども中から出て来る気配はなく可笑しいと首を傾げた。いきなりの訪問ならばまたナンパにでも出掛けているのかと引き返すが、帝人は家を出る前にちゃんと正臣の予定を確かめた。正臣も暇だからと訪問を歓迎するメールを送っており、用が出来て出掛けるならば折り返しメールがあるはずだ。しかし確認と開いた携帯にはそのようなメールはなく、正臣に何かがあったのかとドアノブに触れた。鍵が掛かっているかと思えばドアノブはすんなりと回りドアが開く。帝人は何もないことを祈りつつ玄関に入り靴を脱いだ。そこで初めて中から人の声を聞く。正臣だけしかいないと思っていた帝人は他の訪問者がいると知ると勝手に入ってはまずいかと引き返そうと踵を返し、そして足を止めた。

「…?こ……ちゃった?」
「ひゃあ!…がっ!」

鮮明には聞こえないが話し声とは少し違う。声とは別に聞こえる音。帝人は何が起きているのだと出来るだけ気配を殺して声のする方へ近付く。玄関から続く廊下とを区切る扉の隙間から見える正臣の部屋。部屋の中には1つの影。寄り添うようにしている影は2つから成るもので、正臣を後ろから抱きしめている臨也の姿があった。
ただ抱きしめているだけじゃない。正臣はズボンも下着も脱がされており普段人に見せることのない大事な部分をさらけ出されており、あまつさえ臨也の手が絡んで正臣の快楽を引き出すように上下に動き、握られている。嫌だと啼く正臣の羞恥を煽るように臨也の口が音を乗せて動き、時折首筋へと吸い込まれれば強く吸い上げ痕を残す。正臣も理性よりも性欲が勝っているのか抵抗らしい抵抗は見られない。ただただ口だけで嫌だと泣き、与えられる快楽に啼く。
帝人はその光景を止めることは疎か動くことすら出来ずに隙間から与えられる情報を脳に流していることしか出来なかった。脳が状況を処理する頃には好意を持つ相手のやらしい姿に体は興奮していた。その興奮は一点に熱が集中し帝人を困らせる。臨也と正臣の前に出て行く事も踵を返してこの場を離れる事も、ましては此処でヌく事も出来ずただただ立ち往生するしかない。
しかし場面は突然変化した。

「正臣くん、気持ちいい?」
「ァ…いざや……さ、ん…」
「気持ちいいんだあ?厭らしい。…ねえ、帝人くん。君もそろそろキツイだろう?一緒にする?」
「なっ…ァア!」
「?!」

まるで帝人に見せ付けるように激しく手を動かし、よがる正臣を見せてる臨也。同時に正臣の羞恥も煽り、そして最後には帝人に問い掛けた。当然正臣は帝人の存在には気付いておらず言葉を聞いて開くドアから姿を現す友人に目を見開き臨也に委ねる形となっていた身体を起こそうとして臨也に引き止められ、中心を更に強く握られる。一方帝人も二人に、臨也に気付かれていたとは知らず、掛けられた言葉に動揺してドアに身体の一部をぶつけてしまった。反動で開くドアから直接的に見る想い人の姿に顔を赤め、欲が膨れ上がる。
臨也の誘いに、正臣の厭らしい姿に、理性を奪われ帝人はそっと正臣に近付いた。

「みか…ど…」
「正臣…」

信じられないと、知られたくなかったと絶望にも似た表情で快楽からの涙で顔をぐちゃぐちゃにする正臣の頬にそっと帝人は触れた。優しく温かい温もりに正臣は今度は哀しみと親友に嫌われたと言う思いの涙を溢れさせる。
しかし帝人は正臣の思いとは正反対に流れてくる涙を親指で軽く拭い、顔を近付け、唇が触れる一拍前に「好き」と告白して重ね合わせた。
優しく、壊れ物を扱うかのほどに残酷に優しい口づけは触れるだけで、それが正臣の胸を更に締め付ける。
そして二人を他所に臨也は実に楽しげに口端を釣り上げ笑う。再度帝人に混ざるかを問い、正臣を犯す行為を再開させた。

「んァ…も、もう…ぃやだ…」
「嘘。身体はもっと欲しがってるよ?」

帝人に見せ付けるように正臣の羞恥を煽るように、臨也は激しく水音を立てて正臣のモノを扱く。正臣も快楽には勝てず悲鳴に似た嬌声を上げて目の前の帝人にしがみついた。そっと正臣を抱きしめ涙を溜める瞳に口付け愛おしそうに微笑み、そして目を細めた。緩く腰が揺れ、臨也の言う通り正臣の身体は更なる快楽を求めているのが一目瞭然だからだ。しかし恋人でもない帝人が憤りを覚える事は場違いで、追求せずに帝人は正臣に望む快楽を与える事を決めた。
そっと伸ばした手は正臣の服をめくり胸の突起へと這わせる。まだ未開発なのか擽ったいと小さく声を漏らし正臣は首を傾げた。

「み…か、ど?」

何をされるか分からないといった表情で愛らしく小首を傾げるその姿さえも帝人は欲情されて、頬にキスをした後、胸へと唇を落とした。ねっとりとした舌で丹念に正臣の突起に這わせてもう片側もちゃんと指で摘み押し潰し、捏ねくり回して愛撫してやれば次第に快楽が生まれてくるのか甘い声を漏らす。そもそも中心への愛撫もあるためどちらのかというのは分からないが、嫌がる素振りは見せない。
帝人が胸を愛撫している内に臨也の手は更に場所を変え、次の狙いは後孔に移る。先走りを予め指に絡めていた臨也の手は少しの抵抗ですんなりナカへと迎えられた。痛みを伴う挿入に声を上げたが帝人からの快楽に気も紛れたのか悲痛とまではならず、締まりも丁度よい。ゆっくりナカを犯す指は前立腺を探る様に深く浅く突き上げ緩い快楽に正臣は頭の隅でもどかしさを感じていた。それは正臣の行動にも現れ気付いた臨也は嘲笑含めて「腰が揺れてるね。」と指摘し、正臣の羞恥を煽り続ける。
それに気付いてなのか臨也が扱くのを止めたからなのか、帝人の手は胸から中心へと変わり、今度は帝人が正臣の中心を扱く形となる。後ろも前も同時に弄られ今まで以上の快楽に正臣は再び涙を溜め始めた。それを宥めるように帝人は正臣に口づけ、口内を犯す。正臣の精液が正臣と帝人の唾液がくちゅくちゅと音を立てて一種のハーモニーを作り出し部屋に響き渡った。正臣はもういっぱいいっぱいとなっているのか虚ろな目で与えられる快楽をただただ受け入れるだけだった。目の前の好きな友人に抱き着きながら、その耳元で煽っているということを自覚しないまま、正臣はただただ帝人の名前だけを紡ぎながら喘ぎ続け二人の愛を欲をひたすらに受け続けた。


そして正臣が解放されたのは夜も深まった頃だった。



【想いと欲】



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アハハハハ、物足りない気もするけど力尽きたんだなこれが。正臣に帝人のフェラとか臨也の挿入したりとかしたかったけど…アハッ☆
フリリク20こ目、シノア様リクエスト『臨静帝内2人で3P』でした。
いつも思うんだけど前戯に時間掛けすぎて後半力尽きてる気がする…。
こんな中途半端な裏ですみません!
シノア様のみお持ち帰り、書き直し、苦情等受け付けております。
エロい喘ぎが書けるようになりたい。




あきゅろす。
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