人柱アリス
※ボ カロ歌パロ
俺は思うんだ。
夢が生まれ、そのまま儚く消えていくのは虚しいことだと。どうすれば記憶の中に在り続けるのだろうかと。
だから俺は考えたんだ。
『人を誘い込んで俺好みの世界を創ってしまおう。』
さぁ、アリス。俺を存分に楽しませて。
一番目アリスは勇ましく、標識片手にやって来た。
金髪にバーテン服。なんとも奇妙な組み合わせで、迷い込んだ森をさ迷い続ける。
君はどんな世界を作るだろう。俺は楽しみでワクワクしていたのに、とんだ拍子抜け。
直ぐに一暴れしたかと思うと直ぐに大人しくなって、中途半端な破壊神。
つまらないアリスはもう要らない。
そんなアリスは森の奥。罪人のように閉じ込めて、アイツの生は誰も知らなくていい。
２番目アリスは大人しく、携帯片手に街の中。
色んな情報操作して、面白いカラーギャングを作り上げた。
非日常を好む彼はダラーズと名乗るカラーギャングを使い、おかしな世界を創造する。
そんなアリスは危険人物。俺と同じ思考者はもう要らない。
事故に見せ掛け殺してしまえば、彼の望んだ非日常に消えていく。
３番目アリスは幼い子。罪歌と呼ばれる妖刀片手にこちら側。
赤い目に愛の言葉。人間愛はサディストで人を切り付け姉妹を増やしていく。
増えた姉妹の頂点で、人の重みで自分を肯定し、一人哀しき女王様。
そんなアリスは俺の手駒。
小さく囁き掛けては恐怖を煽り、守りたいもの盾に妖刀軍団は俺の玩具。
森の小道を辿ったり、
街のカラーギャングに囲まれたり、
女王様からの招待状は愛を綴られた一降りの愛情。
４番目アリスは二人の子。黄色い布を掲げて、ついさっきやって来たばかり。
ツンデレな彼と賢い彼女。とても面白い玩具が迷い込んだ。
「あんたなんか嫌いだ！」
一番俺を満足させる玩具だけど、言うこと聞かない悪い子は
俺の中に閉じ込めよう。
満足する世界は創れなかったけれど、
面白い玩具は手に入れた。
‐‐‐‐‐
ずっとやりたかったＤＲ×人柱アリス。
イラストの方が多分分かりやすいけれど描けないw
リズムに乗せてあるようで乗りきってないので雰囲気だけお楽しみ下さい←
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