君の傍(帝→←正)
「それで、どうしてB組の紀田くんが僕の後ろにいるのかな?」
時間はまだHR。仮にB組のHRが終わっていたりしたとしても僕のクラスはそれの真っ最中。
純粋な疑問をぶつければ彼は何食わぬ顔で
「帝人と同じクラスの雰囲気を味わいたいから。」
と直球に答えてくる。
半分嬉しく、少し恥ずかしく、少しそれを堂々と言える彼に羨ましく思う。
とりあえず、
「そこ、張間さんの席だけど彼女は?」
流して話題を変える。
来年は同じクラスになれるといいな。そうすれば、もっと紀田くんと一緒に居られるのに。
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サイト開設〜4/3、拍手御礼文。
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