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行く手を阻みは絡め捕り(臨正)

※中途半端な裏が入ります。








街中で彼を見掛けた。何時もみたいに無邪気な笑顔を浮かべすれ違う、立ち話をしている女達に気安く声を掛け、玉砕していく。凹む姿も可愛いと楽しみながらばれないように人混みに紛れて彼を観察する。

(あ、またフラれてる…飽きないよなー。)

隣にいる帝人くんが何か声を掛けているが彼は聞く耳を持っていない。逆に帝人くんにナンパをしようとかでも言っているのか困り笑顔だ。
ふと、青春を謳歌する彼らの後ろに目立つバーテン服の影を見付けてヤバい、と小さく笑った。シズちゃんに見付かる前に退散しようと踵を返そうとした瞬間、俺の目は彼らの様子に釘付けられた。
何を話しているまでは分からない。だけど以前見掛けた時より親しく話す姿とシズちゃんに向けられり笑顔。
面白くないなぁ。
とりあえずシズちゃんと目が合ったので退散。本当、面白くない、早く死んでくれないかな、シズちゃん?

シズちゃんの始末を考えながら同時に彼のことも考える。本当、どうしてやろう。ナンパも本当は面白くない、けどそれ以上にシズちゃんに向けられた笑顔…お仕置きが必要かな?

帰り道、彼のアパートの前で待伏せて、

「お帰り、紀田くん。」

無理矢理部屋に上がり込んだ。
制止の声も抵抗する行動も捩じ伏せて、玄関先の床に抑え付ける。後ろ手に手首に用意していた手錠を掛けて動きを封じて未だ抗議する口を唇で塞ぐ。

「いざや…ふぅんっ…!」

彼のポケットから彼の学校のネクタイが覗いている。それに手を伸ばして目元も覆ってから顔を近付け耳元に舌を這わせれば甘く女みたいな声が聞こえる。
本当、耳だけで感じるなんて厭らしい身体になったものだ。
それを言葉にしながらジャケットのボタンを外してパーカーを捲りあげ、露わになった胸の飾りに緩く手を這わせて撫でてやる。
視界が利かないこともあるのか何時もより敏感に身体を跳ねさせ、小さな制止と快楽の声が耳に届く。会った時は無反応に近い反応だったけれど、本当良く開拓されたものだ。ただ撫でているだけなのに身体はビクビクと震え、口からは甘い声。時折飾りを摘み、引っ掻けば快楽の悲鳴。いつか胸だけでイけちゃうんじゃない?
完全に捲り上げて顔を近付け舌を這わして態と音を立ててやる。

「ぁ…いざや、さん…やめっ」
「止めて欲しいとか言いながらここ立っちゃってるけど?」

舌を這わせている逆の胸の飾りを押し潰す。「ぁんっ」と甘い声を出していて止める訳がない。
舌で飾りを弄り、手を下降させて中心を下から上へと撫であげる。

「ぁ…ぁあん!」
「撫でただけなのにやらしい声。しかも胸だけで感じちゃった?勃ってる…。」

緩く勃ち始めている中心を解放してやるようにベルトを外し、前を寛げてやる。下着とズボンをずらし中心を取り出す。外気に触れてか小さく腰が揺れている。
満足げに笑みを深めて中心に指を絡めて焦らすくらいゆっくり扱いてやる。顔を背けて快楽に堪えるよう口端を緩く噛んでいる。それを咎めるように胸に這わせていた舌を上昇させて口付ける。無理矢理舌を侵入させて歯列を撫で、ビクリと揺らす肩を見つめ心が満たされる感覚を味わいながら更に侵入深めては舌を絡め取る。舌を舌で撫で愛撫しながら下は下で煽るように愛撫。絡まる舌からは甘い嬌声。弄る下からはやらしい水音。
本当、いやらしい身体になったねえ?
口を離し思いを音に乗せては羞恥からなのか口端を噛み締め顔を歪める。本当、虐め甲斐があって楽しい。
手に絡まる先走りを中心全体に塗り付けながら先程より少し強く握り動かす。時折先端も弄ってやれば口からは嬌声しかでない。

「いざや…さん。もぅ、お…れ…」
「イきたい?」

限界なのだろう、薄く頬を紅葉させながら小さく呟く言葉を拾い尋ねてやれば彼は小さく恥ずかしそうに頷いた。いいよ、と中心弄る手を離してやると表情に疑問と戸惑いが浮かぶ。
あぁ、可愛いな。と思いながら少し身体を後退させて中心へと口付けた。そこでやっと何をされるか分かったらしく制止の声を掛けようとしているが遅い。パクリと啣え、舌先で先端をグリッと弄る。ビクリと身体を反応させてはいるが達するまではいかなかったみたいだ。もしかしたら我慢しているのかもしれない。どちらにしろ、いつまで耐えられるかな?
先端ばかり弄り、時折強く吸い上げる。それを何度も繰り返す前に彼は呆気なく欲を俺の口内へと吐き出した。

「ぁ…あ、いざやっ…!!」

何度か喉を鳴らし、吐き出された欲を飲み込んでいくが最後少しだけ口内に残して口を離した。ハァハァと息を荒く繰り返す姿に愛おしさを感じながら口付けた。先程と同じように舌を侵入させると彼は小さく呻いた。気にすることなく相手の口内へ吐き出された欲を注ぎ込むと更に呻き、苦い顔をする。飲めと、口付け深め、逃げ道なくしては諦めた彼はそれを喉へと通したことを確認してから口を離した。

「美味しい?」
「…まっずい…。」

最悪、とまだ舌に残る苦味を嫌がるように小さく舌を出す姿に些か煽られた。
本当、これで無自覚なのだから手に負えない。
我慢もそろそろ限界なので足を開かせると制止の声が掛かる。無視していると

「ならせめて…目隠しと手錠、外して下さい…。…臨也さんが見たい、です」

なんて可愛いことを言われた。煽ってるって気付かないかな、この子。
勿論気分をよくした俺は目隠しと手錠を外してやる。俺にしてはサービスがいいかな?などと考えていると首に絡みつく腕と、熱に潤んだキャラメル色の瞳。
この瞳が自分以外に向けられることないように、閉じ込めてしまおうか。潰してしまおうか。そう思う辺り、

あぁ、本当。執着しているな。






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だから長い!ので中途半端過ぎますがここで終了です。
裏を書くのは楽しい、てか正臣を性的な意味で虐めるのは楽しいのですが外(移動中など)で書けないのが難点。
雨水枢様の裏、拘束、玩具なアンケリクでした。…玩具がないと言わないで…始めは拉致監禁、拘束、玩具の予定だったんですが書いていったら待ち伏せ、拘束、目隠しに早変わり…。ここで玩具を出したら臨也どんなけ準備いいねんなツッコミが入りそうなので止めました、代わりに媚薬もいいかなって思ったけれどいれられなかっt(殴)
こんな中途半端な裏ですが
3000ヒット御礼となります。
アンケリクありがとうございました!




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