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昔懐かし育児ゲーム(来良)




ピーピーと鳴り響く電子音。俺はやべっとポケットから今は懐かしいた○ごっちを取り出した。

「こら、紀田。授業中は携帯の電源は切っておけと」
「すみません。今切ります。」

本当はたま○っちだけどな、と思いつつバレたら多分没収だろうから言わない。チェックメーターでどうしたのかと確認するとおなかもごきげんも満タンだ。つまり…。

「構ってってやつか?」

しつけ、か。小さく呟きながらしつけボタンを押してまたポケットへと突っ込んだ。




「でさ、休み時間におなかもごきげんも満タンにしておいたのに鳴るんだぜ?すげービビった。」
「だから音を無しにしたほうがいいって言ったのに。」
「けどよ、そのまま放置しそうじゃん?」

昼休み、さっきの授業中の事をご飯を食べながら帝人と杏里に話している。実は帝人も杏里も俺が○まごっちを家で発掘したことを話してから懐かしさからか同じようにたまご○ちを育てていたりしている。
ちなみに今、帝人はたま○ちで杏里はとんがり○ち。俺は帝人と同じでたま○ちだ。あと一回変身すれば大人だ。

「帝人と杏里は何がいい?俺はやっぱまめ○ちだな。頭がよくって礼儀正しい、まさにパーフェクトな俺にぴったりっしょ?」
「そうだな、僕は元気なら何でもいいかな?」
「私も…どの子でも可愛いですし。」
「二人とも目的ねぇのはつまんなくね?ま、その言い分も分かるけどな。もうこどもっちになってから結構経つし」

そろそろ変身だろうかとたまごっちを見ているといきなり鳴り出した。しかもこの音は変身の時の音だ。杏里と帝人に教えてやろうと思ったら二人も自分のた○ごっちを見ていた。しかも、俺のと同じ様に鳴っている。

「何だよ、三人同時とかすげぇ珍しくね?!」
「そうだね。」
「はい。」

各々自分のたま○っちに釘付けだ。そりゃそうかもな、ずっと渾身に世話をしてきたんだ。何に変身するか楽しみに違いない。俺もすげぇ楽しみだし。
暗くなっていた画面が明るくなる。そこに映しだされたのは勿論まめ○…ち…のはずだったんだがこれは…

「んだよ…たらこ○ちか…やっぱりまめ○ちは難しいんかね。帝人と杏里は何になったんだ?」
「あ、僕はまめ○ち。」
「私はみみ○ちですね。」
「同じように育てて俺だけ仲間外れ?!」

ちょいそれは凹むな…。杏里はまずはじめっから種類はちげぇけど頭いいアダルトっちだしよ、え、おれはたらこ?

「たらこ○ちってたしか謎の多くて性格も読めないたまごっちだっけ?正臣にぴったりだね。」
「帝人、何年ダチやっててそれを言う?つかお前にまめっちなんて…っ…くそう!似合い過ぎじゃねぇか!」
「あーはいはい。たらこ○ちも可愛いから拗ねないの。」

ちょっとぴったりだなって思ったら悔しくて帝人に泣き付いた。くそう、次こそは!




【昔懐かし育児ゲーム】




それから数日後。

「なんで俺だけおやじ○ちに変身するんだよ?!」
「日頃の行い?」
「どういう意味だ!」







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茶会中に白雪様ことしらのちゃんに振られたた○ごっちネタ。まさか書くとは…ね。まぁしらのちゃんで遊びながら書いてけどさ。書く書かない攻防。じつは書いてましたのドッキリ☆

しらのちゃん、遊んでごめんね?でも正臣は有り難く頂くからw



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