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なんじゃらホイッ
7
やっとのことで掲示板の前にたどり着いた。

ふぅ、足が痛い。

軽く息をついて、問題の記事を見ようとした時、


「は、春喜、コレ…」

「はい?」


鈴琉がその記事の一点を指差して怖ず怖ずと言った。

つい驚いて、バッと顔を記事に向けると、そこには二つの写真のついた、さほど大きくもない新聞のような紙が。


「…!?」


そして、俺はその記事を見て、少し目を見開いた。

そこには、俺の姿がきっちりと写っていた。

一枚は食堂で夕食を食べている写真。もう一枚は…俊樹と俺が手を繋いで歩いてる写真。
一体、いつの間に撮られていたんだろう。
てか、これって盗撮じゃね?

ま、不幸中の幸いだったのが、二枚とも、俺が例の猫耳帽子をかぶっている、ということだ。

流石だな猫耳帽子。
ありがとう猫耳帽子。
君のことは一生…忘れないよ。


しかし、何故に俺が写っているんだ?
写すなら、俊樹オンリーの方が絶対に値打ちあるのに…。


「大丈夫、春喜?」

「あぁ、大丈夫だよ。
でも、これって一体…」

「とりあえず、文章でも読んでみよ?」

「そうだな。」


それが一番手っ取り早い。

近付いて文章を読んでみると、こんなことが書いてあった。



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あきゅろす。
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