なんじゃらホイッ
3
リビングへ行くと、そこにはとても美味しそうな料理と…
「あ"ぁ"?なんだテメェ」
…金髪の不良さんがいました。
あ、こいつが朝ご飯作ったのか〜。
なるへそ〜☆
って、納得してる場合か。
なんで朝っぱらから不良さんに会わないといけないんだよ。
いや、ご飯作ってくれたのは素直に嬉しいけど、流石に朝からこの刺激はやめてほしい。
それにしても、流石王道。
美形吸引力半端ねぇ〜。
お疲れ様〜。
「こら颯太っ!いきなり人を睨んじゃだめだろっ!」
「…ごめん」
「それは俺じゃなくて、春喜に言えっ!」
「…………わりぃ」
「お構いなく〜。」
とは言ったものの、こいつ絶対に謝る気ないだろ。
ま、別にいいけど。
「そうだ、春喜、こいつは俺の友達の前園 颯太(マエゾノ ハヤタ)だ。
仲良くしてなっ!」
ごめん、ムリです☆
だって、仲良くしたくないよオーラが漂ってるもん。
いや、別に外見だけで判断してるわけじゃないから。
俺、内面重視派だから。
そりゃ外見恐いけど。
「ま、とりあえず、ご飯食べようぜっ!俺、お腹ペコペコ〜」
うん、その意見賛成!
幸いなことに、金髪さんは俺の分まで朝ご飯を作ってくれていた。
もう、メッチャ感激っ!
「ありがとな前園。凄く美味そうだ。」
「…っ、別に朝夏のやつ作ってて、それの余りだからなっ。」
おぉ、なにこれ。
少し可愛いぞ?
まさかのツンデレ?
…いや、これはどちらかというとツンテレ…かな?
なんか、少し仲良くなれそうだな。
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