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鬼畜オオカミと蜂蜜ハニー(鈴編)

 両膝を合わせようとして隼人の身体を挟み込む。隼人は微笑して身体を下へずらした。ハーフパンツの前がふっくらとしている。ボタンを外して、ファスナーを下げた。
「鈴、染みが出来ているよ? コレは何かな?」
 解っていて隼人は鈴に訊く。
「恥ずかしい…よ」
 泣きそうになった鈴に、隼人は身体を起こして口付けた。
「して欲しい事、云えたらしてあげる…」
 隼人の欲情した声が鈴の耳に響く。
「んあ…」
 ブルッと震えた鈴の陰茎からとろりと蜜が溢れる。こうなったら身体が疼いて我慢が出来ない。鈴は息を吐きながら懇願した。
 −−−なんて僕ははしたないんだろう。
「して…隼人さん…僕の…に」
「何処?」
 隼人が鈴の右の耳孔を舌で撫でる。
 鈴は涙で濡れた双眸を、隼人へ向けた。
「僕の…おちんちん、舐めて…ちゅうってして? 隼人お兄ちゃん」
「…っ」
 隼人はゴクンと息を呑み、口角を上げる。
「いっぱい気持ち好い事してやるからな?…淫らで可愛い鈴ちゃん」
 隼人はハーフパンツとトランクスを脱がして、両脚を左右に開いた。とろとろに濡れた蜜孔に舌を這わせ、根元へと辿る。
「はあ…あ…ん」
「お尻の孔まで丸見えになってる」
「やあん、お願…」
「ん?」
「はや…く、んんっ」
 早く早くと、鈴は潤んだ双眸で見詰める。
「鈴、自分で脚を持って」
鈴は云われるままに両脚の膝裏を支えた。
「良い子だ」
顔を寄せ、蜜孔から溢れる蜜を啜られると、鈴はビクビクと腰を震わせる。
「はあっ! イいっ」
 ちゅうっ、ちゅうっ。
「あああん!」
「どう? 鈴」
 根元を支えながら、アイスを舐めるようにカリの溝を舐める。
「気持ち好いの…隼人さん、イっちゃう!」
「イっちゃいなさい。呑んであげるから」
 口腔いっぱいに含んで、頭を上下に摩擦する。離れた場所から草叢が揺れた。もしかしたら、誰かがこの痴態を見ているかも知れない。駄目だと思いながらも、鈴は登り詰めた。
「ああん! ああっあうっ! ん、ん、んんっあ、あ、アアァ!」
 瞼の裏がチカチカして、ドプリと白濁が隼人の喉の奥に放出される。
「はあっはあっ」
 鈴はとろんと脱力して横たわっていた。
「ん」
 その時秘孔に熱い屹立が押し当てられた。
「…鈴」
「アアァ…おっきい…」
 ゆっくりと挿入された陰茎に、襞が絡まり蠢く。
「鈴の中…熱くて凄く好い」
「アアァ、あ、あ、ん、んんっ、も、やあんそこ、あ、ああん」
 前立腺を狙ってカリの部分でさすり、片手で僕の陰茎を撫で。左手を鈴の顔の横に置いて、律動を早めた。
「ひぃぃぃ! やあ、そこ、熱くておかしくなっちゃ、う!」
「もっとおかしくなって、甘い声…聴かせて」
「あああああっ、隼人さん! イっちゃう! イっちゃうの、もう…ダメ、イくっイく!」
 ぎゅっと隼人の陰茎を締め付けて、鈴はまた白濁を溢れさせる。
「く…うっ」
 隼人は鈴の最奥に白濁を叩き付け、その熱さに鈴は嬌声を上げてビクビクと、背をしならせた。
「鈴、愛してるよ」
 頬に額にキスをされ、鈴はくすぐったさに身を捩る。
「ん…」
 隼人の陰茎が抜かれて、中に出された白濁が零れ落ちた。
「後始末、してからコンビニ行こうね? 鈴」
 鈴はぐったりとして、隼人のキスに応えていた。


 ビール缶をゴミ袋に入れた疾風は、縁側で月を見上げる隼人の隣に腰を下ろした。
「あいつら寝たのか?」
 煙草に火を点けると、紫煙を吐き出して隼人を一瞥する。

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