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Fictional forest
書籍版のあとがき

この作品は私が個人サイトで展開している通称「走馬灯シリーズ」内の一作品です。
しかも時系列的にはだいぶ後の方で、かなり核心的なエピソードを含んでいます。
ようするに初見さんだとついていけないところがけっこうあったかもしれません。
残された謎について面白そうだと思われた方はぜひサイトにいらしてください。
関連作品をお楽しみいただけます。
またこのお話は私が小六から中二まで猛然と書いて挫折した作品の直接のリメイクでもあります。ですから若気の至りで構成や設定などハード面に突っ込みどころが大変多いです。つきくんの名前が読めない(だから地の文の名前表記がカタカナ)。
しかし、旧作への思い入れは並々ならぬものがあり、ハード面の突っ込みどころはいっそとぜんぶ無視して、今回はことばの質感やシーンひとつひとつの情感などのソフト面の強化にのみ注力して、ついでに「ノベルゲーム」をテーマに文体を一新して書き上げました(だからこの本は横書き)。いかがでしたでしょうか。
あなたのほんとうのことは見つかりましたか。私は見つかりませんでした。
それでも書き上げてよかったなとは思えています。それこそよかったと思います。
もしも、あなたにとってもこの物語が何らかの価値を持てれば、それほどうれしいことはありません。もちろんどんな風に読んでいただいても嬉しいのですが。
お読みくださりありがとうございました!


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