Fictional forest
定時報告A
2009/9/18 0:00
定時報告
対象αの動きは顕著である。
エラーの所持を認めたほか、その性質に関する詳細を証言した。
証言の内容については別途添付する。
また、此度の調査において、αが我々の動向を察知していることが判明した。
これは、α本人が
・監視員の存在を認識している
・監視員への逆探知
・プロジェクトベータにて開発中の薬品について、既知である
以上三点を明言したことにより、断定できる。
今一度、αの立場を内々から探ってゆく必要がある。
なお、現在交流はないとされていたαの父と依然として接触があるとのこと。
これよりαの父に関しても再調査を行うものとする。
また、αに関して新たに得た情報の多くが、
プロジェクトアルファ内で処理されうるものでないと判断し、
ベータにデータの一部を引き渡した(添付ファイル内に記載のこと)。
対象β、γについては進展なし。
が、重大な後退はある。
βの失踪を確認した。
日時は16日朝頃とみられる。
原因、行先共に不明。
緊急に調査を行いたいが、ガイドラインに従いαの調査を優先する。
βの件はここで一時凍結するものとする。
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