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こんなにも貴方が好きなのに

貴方にとって私は何なのですかーーー。






今日、昨日も、その前も、
ずっとずっと身体だけ求められる。

好きだから拒んだりしない。
何よりもこの関係が終わってしまいそうで。
この関係は嫌だ、けれどカカシを失うのはもっと嫌だ。

だから感情を押し込んだまま貴方に抱かれる。


「ねぇ、刹那?」

「どーしたの?」

「次いつ来てくれる?」

「さあ、わかんない。もしかしたらもう来ないかも、ね」


え、なんで、って顔してる。


(この際言っておこうかな。)

「別にカカシならモテるんだから身体だけの関係も有るだろうし、私だってその1人の様なもんでしょう?」

「こんな惨めな思いするくらいなら会いたくもない」


「いや、だ。」

その表情には悲しさもあり、虚しさもあり、後悔もあるのだろう。

「ごめん、けど刹那は特別なんだよ、愛してるし、これから先もずっと一緒に居たいと思ってる。」

「...どう言う意味?」

「だから、俺と付き合ってほしい。順序は間違えたかもしれないけど」

「..........うん。信じていーの?」

「信じて、俺も刹那の事信じてる」

そう言って口布を下げ弓なりの笑みで「おいで」と。
言われた通りにカカシの元へ近付く。

急に抱きしめられ、何が何だか理解に苦しむ。

どーしたの?って聞いたら
刹那が居なくなるかもって不安でさ。
なんて苦笑するしかないよね。


おでこにひとつキスを落とす。
次に頬にキスを落とす。

そして唇にカカシの唇が重なった。
短いようで長くも感じる。


「カカシ、だいすきだよ」

「俺も。大切にするからね」






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