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どんな君もすき


私は里の誉れ、コピー忍者、等と呼ばれる、あのはたけカカシの恋仲にある。

任務を終え、自宅で待って居てくれるであろう、カカシの為に急いで報告を済ませ帰路に立つ。

そしてやっと着いた自分の家。
鍵をがちゃりと開けると、少しの違和感があった。

ただいまー、と言ってみるも返事等帰って来ず。
今日は来てなかったのかと、少し落ち込む。

取り敢えずお風呂に入り任務でもらった返り血を流す。
すっきりして寝室に向かうと布団が膨れていた。
もしかして、と思いガバッと布団をめくると、私は一瞬思考停止した。

そこには小さくなったカカシの姿があったのだ。

「か、カカシ...?」

「ん、刹那おはよ。」

おはようとか呑気に言ってる場合では...

「お、おはよう。そ、その姿は何なのかしら?」

恐る恐る聞いてみると、
任務中に術をかけられ、小さくなったと。
綱手様が言うには2、3日で元に戻ると言われたらしい。

それにしても何て可愛さだ...
思わず抱き締めたい衝動に駆られる。

「綱手様がオレが元に戻るまでは刹那の家で世話になれと言われたんだよねえ。その間は2人共任務は無しだと。」

「へ、へえ...とゆーかカカシ可愛いー」

「男に可愛いなんて言うもんじゃないでしょーよ」

「今は子供じゃん!可愛いすっごく!」

任務明けにこんなご褒美が待っているとは...!
なでなでしてみたり、ほっぺぐにぐにしてみたり。

「あんまり子供扱いしてると襲うよ?」

「へ、ご、ごめんっけど可愛い...「ちゅ」

真っ赤になる私、ニヒルな笑みをするカカシ。
いくら小さくともカカシはカカシだ。
ましてや小さいと言えど15歳くらいだろうか、その気になれば事をする事だって出来る。

「刹那、こっちきて」

言われた通りにカカシに近寄る。
するといきなり腕を掴まれ、そのままベッドに引きずり込まれる。

「か、かかかカカシ!」

「どーしたの?子供の俺は嫌いなの?」

瞳をうるうるさせて問うてきた。
それは断じてない!けれども何かイケナイ気がして。

「じゃあ今日は刹那からちゅーしてくれたら許してあげる」

「...へっ?」

してくんないと襲っちゃうよ?
耳元で囁かれ余計に恥ずかしさが増す。

けれどこのままだと危ない。
意を決してカカシの顔に手を添える。
そしてちゅっとリップ音を立ててキスをした。

「こ、これでいいよね、?」

「んー、まあ許してあげる」

そう言って私の頬に手を添えてキスをしてきた。
恥ずかしさでカカシの胸に顔を埋める。

「ねー刹那?今度はさ本当の子供欲しいと思わない?」

「えっ、それって...」

思わずカカシを見つめる。

「そのまさか。オレらの子供が欲しいな。刹那はどう思う?」

「...欲しいです。」

「じゃあまず、オレと結婚して下さい」

「喜んで!」

とびっきりの笑顔でそう答えた。



(ありがとう、カカシ)
(こちらこそ。これからも宜しくネ?)




おわり。

まだまだ迷走中(笑)


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