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「君がそんなことを言うなんて、珍しいな。明日、雨でも降るかな?」
降ってしまえば私が困るのだけど。くすくすと笑う私を唇を尖らせて見る彼は、本当に可愛くて愛しくて。この気持ちは今、彼と同じなのだろう。そう、私も今、
「私も今、幸せだ。」
これといって何かがあるわけでもないのに、何故か心が落ち着いている。これこそが、本当の『シアワセ』なのだろうか。
「でも大佐、何でいきなり料理なんてしたの?」
「勿論君にご馳走するためさ。」
「本当に?・・・もしかして、俺に会いたかったからとか。」
まさかな、と続けてふざけながらいう金色は漆黒に問う。
「さあ?もしかしたら、そうかもしれないよ?」

漆黒から発せられたのはにこりと笑ったもの。反則だ。こんなことを急に言うなんて。自分の顔がみるみる熱くなっていくのが分かる。それが彼にバレないようにするため、胸元にある布団を頭の上まで引き上げ、顔を隠した。
それでもやはり、彼には分かったようで。
「どうした、エド?具合でも悪いのか?」
どきん。今の状況で名前で呼ぶなんて、本当に嫌な奴だ。ほら、もっと恥ずかしくなったじゃないか。


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あきゅろす。
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