+小説+
伝えたいこと【ザックラ】
守りたいモノを守れた嬉しさの反面に約束を守れなかったという悔しさ。
あんたを置いてった未熟な俺の最後の贈り物。
どうか届きますように-----
給水塔に星空を見上げとてもつまらなそうに一人の少年が見つめていた。
頬には切り傷があり、そっと触れるとピリッと痛みが走る。
「俺がセフィロスみたいにもっと強かったら…、ティファは……」
足を踏み外した彼女の手を必死に掴もうとした。
必死に手を伸ばして伸ばして…
だけどその手は届かず一緒に落ちてしまった。
奇跡的に軽傷ですんだがティファは眠り続けたままだった。
「ティファ…」
自分の無力さが憎い。
彼女に何も出来ずただこうして時間が過ぎていく。
「そんな暗い顔をしてるとせっかくの顔が台無しだぞ??」
「??!」
自分しかいなかった筈なのに後ろに青年が微笑んでいた。
青年の瞳は空みたいな綺麗な蒼色をしていていた。
「(ソルジャー…?)」
その瞳をジッと見ていると青年はニコッと笑い少年の側に近付き頭を優しく撫でた。
その撫でてる青年の瞳をそっと覗いて見ると大切そうな眼…愛しそうな眼をしていた。
「お前は相変わらず好きだな…」
「え…??」
今なんて言った??
キョトンとしている少年を見て青年はやべっと口を押さえて、少年の頭を強引に頭を撫でまくった。
「ちょ!!!?や、やめろよっ!!!??」
「おぉ!反応も同じかよ!!!やっぱお前はお前だもんな…」
「さっきからなんなだよ…。あんた、ここの村の人じゃないだろ!!!」
青年の手を払うと睨むように見ると青年はただ微笑むだけだった。
「お前と一緒の田舎モンだ。」
「い、田舎いうな!!!!!」
ぎゃあぎゃあ騒いでると青年は少年を軽々と抱き上げ手摺りに座らせると頬に怪我をした所にそっと触れるとピリリと痛みが走り、眉を顰める。
「あ〜良かった。そこまで深く切ってないな。ジッとしてろよ?」
「な、何をすんだ…!!」
「い〜い〜からっ!!!」
青年が呪文を唱え少年の頬にケアルをかける。
すると怪我はみるみるうちに治っていき、傷がなくなった。
「す、すごい…」
「そりゃどーも」
ニカッと笑い、少年の顔の至近距離で笑うと少年は顔を真っ赤にプイッと顔を逸らしてしまった。
スッと少年の隣に行くと青年は空を見上げ眺めた。
「本当に…お前のところの星空は綺麗だな…」
「…??」
「ここからは独り言だからな。聞かなくていいからな」
「…あ、そう。じゃあ俺は聞かない」
その場から動かない少年を見て青年は嬉しそうに微笑む。
「お前とのいる時間は…俺にとっての大切な思い出だ。俺の傍にいてくれてありがとな。そして…ごめんな。…もう一回お前に会えて嬉しかったよ。----クラウド」
「え…??」
少年…クラウドが隣の青年を見るとそこにはいたはずの青年が居なかった。
そこには綺麗な白い羽が一枚があっただけ。
その羽を拾い上げ、青年が見ていた星空をそっと眺めるのだった。
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+あとがき+
一言言わせて貰います。
ぐちゃぐちゃですみませんでしたああああああああああ!!!!!!!!←
えっと、なにが言いたかったっていうと
過去のクラウドさんに会いに行くザックスさん…です。
…とにかく過去のクラウドさんに会いに行くんです!!!!!!←ちゃんと説明しやがれ
えっと、今度はクラウド目線でいきます。
本当にぐちゃぐちゃで申し訳ないです…
ではでは!!
ここまで読んで下さりありがとうございました!!!!!ノシノシ
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