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おとめさぎし(ブン←におで仁王と柳生)


「やーぎゅうさんっ」
「仁王くん」
「昼飯一緒に食わん?屋上いこーぜっ」
「……それは構わないのですが」
「ん?」
「貴方、丸井くんと同じクラスじゃないですか。彼は一体誰と昼食を摂っているんですか?」
「……ブンちゃんは、クラスの他の友達と食っとるけぇ、心配なかよ」
「私は丸井くんの心配をしているわけではありませんよ」
「柳生……」
「毎日私を誘って下さるのは嬉しいですが、まず丸井くんを誘うべきでは?」
「で でも……きっと迷惑やし」
「そんなことないですよ」
「それに…それに柳生は?柳生はどうすんの?」
「私ですか?私は別に…一人でも苦ではないですし。お気になさらず」
「……俺と飯食うの楽しくなか?」
「そんなわけないじゃないですか」
「じゃあいままで通りでよかよ」
「あんな悲しそうな顔したのは誰ですか」
「…………………」
「ほら、クラスに戻って」
「……じゃあ柳生さんも一緒行こ」
「は?」
「ブンちゃん「も」誘う。柳生さんと俺とブンちゃん」
「……ふふ、わかりました。ありがとうございます」
「………それはこっちの台詞じゃ」



「あー仁王とひろしだ!なにしてんのー」
「(!!!)ブンちゃ、」
「ほら、仁王くん」
「え、あう……柳生さんゆって!」
「(………)丸井くん、これからお昼ですよね?もし宜しかったら御一緒しませんか」
「おーまじで?するする!屋上行くの?」
「(柳生さんまじ神!)お、おー、そのつもりじゃ」
「ところでにゃんでにおーはひろしにしがみついてんの?」
「「!!!!」」



「なーんかこの面子って不思議な感じすんな!」
「そうですねえ、この3人だけってなかなかありませんね」
「仁王とひろしはいつも一緒に飯食ってんの?」
「まあ大体そうじゃな」
「本当仲良いよなー」
「ちゅーか柳生さんはやさしいんじゃ。だから一緒にいてらくちん」
「……なんか素直に喜べませんねそれ」
「仁王さー、まいっかい昼休みひろしんとこ行くじゃんか」
「うん?」
「俺わりと寂しかったんだぜー?」
「「!!!!」」
「だから今日ひろしが誘ってくれてすげーうれしかったの。あんがとな!」
「い いえ、こちらこそ……だから言ったじゃないですか仁王くん…!」
「だ だ だって……!ブンちゃん他の人と食べてたし迷惑かなーみたいな」
「はあ?迷惑なわけねーだろぃ。次からはちゃんと誘えよ?」
「わ わかった…ちゃんと誘うけぇ……」



from:仁王くん
sub:ぎゃー!

どうしようどうしよう今日の昼思い出したらもう寝れんくなった!


from:柳生さん
sub:no title

確かに今日の丸井くんはなにか違いましたね……お昼一緒に食べられるようになってよかったじゃないですか


from:仁王くん
sub:no title

えーもうそんなん全部柳生さんのおかげじゃ(´;;)
本当ありがとな!!明日から3人でごはんとか楽しみ過ぎるんやけど!


from:柳生さん
sub:no title

いえいえ(笑)そんなことないですよ。仁王くんもがんばってたじゃないですか!
というか明日からも私も一緒なんですか?丸井くんと御二人のほうがいいのでは?


from:仁王くん
sub:はあ?!

なに言うちょるん!確かに俺はブンちゃんがすきやけど、柳生さんだって大切な友達なんよ?いままで一緒におったのに(おってくれたのに)急に放り出したりなんかせんよ。安心しー(´v`)?

大体ブンちゃんがおっても柳生さんがおらんかったら俺は寂しい!


from:柳生さん
sub:no title

ありがとうございます。そう言って頂けてすごく嬉しいです……私も、本当は一人の昼食は寂しいと思っていましたから。でも仁王くんの恋路を応援すると決めたので、仁王くんのために我慢しようと思ったんです。でも貴方がそうおっしゃるなら喜んで御一緒します。明日からは丸井くんもいますし、きっともっと楽しいですよね!



「…はい、もしもし?」
『あ、柳生さん?すまん、感極まって電話しちったぜよ』
「構いませんよ。私もいまちょっと泣きそうですし」
『あはは!も〜俺本当柳生さんことすき』
「私も、仁王くんと友達になれて本当によかったです」
『うん。………ありがとな、柳生』
「……それは私の台詞です」




あきゅろす。
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