矛盾の騎士 あの赤いやつ ─Lavi-Side─ 黒の教団を駆け巡る赤毛の男が一人・・・ 「ってそれ俺さあ―っ!!」 まあ分かるだろうけど俺は今教団内を爆走している。ちなみに任務から戻ってきてすぐなわけで・・・、疲れてたりもする。 ちょ、待てっ 誰だバカっつったヤツ!! 俺だって早く寝たいさっ!! ラ「も―・・、まじどこ行ったんさ〜っ!!!」 探してる人物は一向に見当たら無い。 任務に行った? いや、しばらく無いってゆうのを聞いたから違うはずさ。 ラ「・・・・もしかして。」 ふと出た案。 動き続けていた足を止めた。ずっと走り続けていたせいで少しビリビリする。 じゃあ・・・、 ラ「どっか出掛けた・・・のか?」 それなら納得がいく。 けど・・・、誰と? いくらアイツがめちゃんこ良いヤツだからって、一緒に出掛けるほど親しい奴は、親しいやつは〜 親しいヤツ・・・は、 ラ「・・・居たさ。」 手のひらを額にあてて目をつぶる。 う〜あ〜、まじ盲点だったさ。 ラ「あんの、ぱっつん野郎〜。」 はっ!! いや待て俺! もっかい考えてみろっ。さっきの案は、俺の案。そう、ただの推測。す・い・そ・く!!ユウとは、ユウなんかとは!!きっと出掛けちゃいねえさ。 ラ「絶っっっ対そ〜さ!!てゆか、そんなん俺が認めないっ。」 は〜、なんか一気に安心さ〜。肩の荷が降りた感じがする。 ラ「よしっ!!」 気合いを入れる為に両頬をパチンと叩いた。 ちょっと痛い・・・。 ラ「待ってろさ〜!」 目的地はインテリ部屋。 またもや爆走するラビであった。 [次へ#] [戻る] |