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◆3回まわってニャンと言え 骸綱雲




せっかくの冬休み。

そ れ な の に ! !

俺は嫌だって言ったんだ。
でもリボーンが!!!
あの鬼家庭教師が「しねぇっつーなら明日から毎日一日8時間勉強な」とか言い出したから、了承するしかなかったんだ。

でも、でも……!



「ほら綱吉くん、『お帰りなさいませ骸様vV』は?」


「ばっかだねパイナッポー。そんなベタなセリフじゃ萌えないよ。
ここは『恭弥様がいらっしゃらなかったから、綱吉寂しくて涙が出てしまいました…』とか!」



なんで俺はメイド服を着ているのだろう。
そしてこの変態2人と同じ部屋にいるのだろう。

リボーンから「着ろ」と言われて渡されたメイド服。着た途端にほうり込まれたこの部屋。
しばらくたってから部屋にやってきたこの2人。
そしてこの状況。


ソファーとテーブルくらいしかない。壁紙がピンクなところ以外は地味なこの部屋。
3人ソファーに座っている。

そして先ほどからこの2人は肩を竦めて縮こまりながら俯く俺を挟んで、何やら討論している。

内容がすっげぇくだらねぇぇぇぇえ!!!!!
あああっ!もう帰りたいっ!!ていうか、着替えたいッ!!!!!!



「あ、オプションでこんなのどうですか」



どこから出したのか、骸の手にはカチューシャタイプのネコミミが握られていた。



「わぉ、気が合うじゃないか」



そう言った雲雀さんは学ランの中に手を突っ込むと、またどこから出したのか気になるネコのしっぽを取り出した。


「さあ…つけて下さい、綱吉くん!」


「早くつけてよ、そして僕に微笑んで」


「絶対につけないからなっ!!!!」


俺はソファから降りて、二人を睨みながら叫んだ。

すると2人は一瞬動かなくなり、部屋が静寂に包まれた。
そしてしばらくして、先に口を開いたのは骸の方だった。



「そうですか…、」



はああ、と盛大なため息をつかれた。
この反応は…まさか見逃してくれる…!?

この2人のことだ、無理矢理にでもつけようとするかと思って諦めてたけど…、希望は捨てるもんじゃないね!


笑顔になりかけていた、が、



「では実力行使としましょうか!」


「ふふ…観念しなよ、綱吉」



表情が、凍り付いた。




***




「うぅ…にゃんでこんにゃぁ……」



なにやらあのネコミミとネコのしっぽは、リボーンがボンゴレの総力をあげて作成した代物だったらしい。

骸と雲雀さんによってコレを取り付けられたとたん、しゃべりかたがネコのようになってしまった。


ボンゴレの総力上げてなんてくだらないもの作ってんだあいつはぁぁぁぁあああ!!!!!!!!!!!



「クフッ!最高にキュートです綱吉くん!」


さっと懐からケータイを取り出した骸は、床に座り込む俺をケータイのカメラ機能でパシャパシャ撮っていく。


「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!!!!撮るにゃぁぁぁあああ!!!!!!」


「嫌ですよっ♪」


ケータイを奪うべく骸に飛び掛かるも骸はひょい、と軽々避けて案の定俺はソファにダイブしてしまった。

しかも雲雀さんの膝の上に。

恐る恐る雲雀さんを見やると、なんとも良い笑顔。



「さぁさぁ綱吉!その口調で『恭弥様…愛しています』といってごらんっ!?あ、上目使いと潤んだ瞳は忘れずに!!」






あぁ、もうこの人たちに何を言っても無駄だ、とツナが気付くのはそれから1時間ほどたった後だった。









*:゚+゚:*:゚+゚:*:゚+゚:*:゚+゚:*




ぐっは!
これ先月中旬に書いたやつだ!

駄文すぎて死にそう。(´Д`)




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あきゅろす。
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