2007年ルッチ誕@ そろそろ春も終わり、梅雨に入るかという頃。 俺ロブ・ルッチは、ある職場の同僚に告白した。 パウリー。船大工仲間。 明るい笑顔が可愛くて、仕草とか、どこか子犬っぽくて。 どんどん惹かれていって。 返事は待ってくれと言われた。 それから、早1週間。 いい加減、不安になってくる。 と、そんな時。 ピンポーン‥‥。 「‥誰だ?」 「俺だ」 俺でわかるか、と言いたくても、声で脳が勝手に認識する。 彼が、好きだから。 「‥どうした、こんな日に」 ドアの向こうに立っていた彼のさらに向こうには、雨の街。 ひんやりとした空気が部屋に入ってくる。 「とりあえず、中に入れてくれよ」 びしょ濡れだというのに気兼ねもせず、ニッと笑って言う。 「‥風邪引くぞ。早く入れ」 「おぅ。サンキュー」 タオルを取ってくるからと玄関で待ってもらう。 何の為に、こんな雨の中俺の家へ? そんな想いが頭の中で渦を巻く。 「俺さ、」 暖炉の火に当たりながら、ぽつりと呟いて。 「やっと気付いたんだ。お前が好きだ」 暖炉の火の所為か、パウリーの顔は赤い。 そういえば、今日は。 「ありがとう。最高の誕生日プレゼントだ」 驚きに目を丸くした君に苦笑して、俺は幸せを噛み締める。 (コメント)ルチパウ。 つか、誕生日知らなかったんかい!(爆) 甘いな。でも微妙な甘さ。 仄々でもなく‥何なんだ。 もっと上手く書きたいな。 HAPPY BIRTHDAY, Rob・Lucci! フリーですのでご自由にお持ち帰り下さい。 [Back][Next] [戻る] |