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【1位】花阿*
いつも、いつまでも君と





「阿部。あーべ」
「‥んー‥‥」


テストのおかげで久々に丸1日休み、オレは花井の家にいた。休みが久々なのは花井も同じだから昨日はくっつけるだけくっついて、寝るのも一緒。

照れ臭いような擽ったいような気になりながら目を開けると、にっこり微笑んだ花井が目の前にいてやっぱり恥ずかしい。


「なんで隠れんの」
「‥だって、なんか‥‥」


隠れるって言っても、花井の胸元に顔を埋めただけだから離れてはいない。オレから離れるなんてこと、滅多にないから花井も全然驚かない。


可愛い、って笑いながら頭を撫でられると余計に顔を上げづらくてそのまま目を閉じたのに、花井はオレの肩を掴んで顔が見えるように少し押す。ビックリして目を開いた。


「また寝んの?」
「‥‥寝ない」
「そっか」


短い返事だった、でも飛び切りの笑顔を付けられただけでオレの頬は熱くなる。胸も、高鳴る。





「んな可愛いことしてっと食っちまうぞ」


先程の微笑みから一転。

ニヤリと笑った花井がオレの頭の後ろに手をやって、ぐいっと引き寄せられたその次の瞬間、花井の唇がオレの唇に触れた。触れたなんてもんじゃない。もっと、深く甘いキス。


「ん、んぅ‥‥」
「甘えんぼの癖に色気もあるからなー阿部は」
「はあ、は、花井っ‥」
「何?」


‥‥ヤんの?

戸惑いたっぷりに聞いたら、花井は何食わぬ顔で言う。その態度は拒否を許さない風でもあるのに、不思議と優しさも纏っているから何ひとつ恐くない。


「シたい?」
「‥え、っと‥」
「じゃあシたくない?」
「‥‥‥したい、な」


素直に頷けばまたあの微笑みがもらえる。だからオレも嬉しくて、恥ずかしいのも何処かに飛んでくんだ。本人に言ったらきっと笑われそうだけど、花井はすごいなあっていつも思う。


















「‥あぁ、ぁ、アッ‥‥」

「阿部、こっち向いて」

「は、ないっ‥‥んン、ぁ」


びくびく跳ねる体が花井の綺麗な腕に包まれて、逃げ場を失った快感に酔い、溺れる。

意識も呼吸も苦しいのに、花井が零す気持ち良さそうな声が微かに聞こえると幸せで頭がいっぱいになる。


半ば縋り付く形で抱き着いたら、鎖骨辺りにピリッとした痛みが走り。視線をそっちに向けたら花井がすごくすごく嬉しそうに笑って赤い痕を指で撫でた。

同時に増す、オレの中にいる花井の質量。思わず大きくのけ反ったオレを宥めながら、花井は絶頂へのラストスパートをかけた。





「あ、あ、ぁあ、あっ‥」

「阿部‥あい、してる」

「おれ、ん、おれもッ‥‥はな、ぃいっ」



どぴゅっ。

白濁を2人の間に吐き出したすぐ後、腹の中が熱くなって、あぁ花井もイったんだと理解した。


朦朧とする意識の中で、荒い呼吸を繰り返す花井の笑みを見る。

つられてオレも笑ったけど、ゆっくり目を閉じたら意識は幸せの中に飛んでいった。







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アンケ1位の花阿。
甘い裏をお届け!

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あきゅろす。
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