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嗚呼、神様残酷です(光馨)





「じゃ、また明日ねー♪」
「あぁ。また明日」


たまたま迎え待ちに4人が揃っていた。

ハニー先輩が帰り、モリ先輩と光・馨の3人に。



「‥‥じゃ」


すっ、と立ち去ろうとするモリ先
輩。いつも通りの無表情。


「帰るんですか?」
「あれ、迎えは?」
「‥‥付き添いだから」


ハニー先輩の?と問えばこくりと
頷き、モリ先輩は帰っていった。


((付き添いッ‥‥?!))



「‥高3、だよね、ハニー先輩って‥‥」
「というか、あの2人って何なんだ」

2人で言って考えるが、さっぱり答えは見つからなかった。





迎えの車が来て、いつもの様に2人並んで乗る。


沈黙。誰も何も喋らない。



そして、いつもこの位の時間。





そっ‥‥‥



光の右手が馨の左手に重なる。

ピク、と1回だけ反応する指先。



そのまま、とくん、とくん、と。



誰かに見られているのではないか?この高鳴る鼓動を聞かれるのではないか?


思えば思うほど、脈は速くなり。



隣にいる光を見ると、何食わぬ顔で窓の外を眺めていた。
双子だというのに、何でこうも違うのか。





だから、好きなのだが。





昼間は演技ということで、嘘のふりをしているが。



実は、全て本当で。










嗚呼、神様残酷です。





何故僕等を双子になさったのか。





(コメント)
はい、7000hit企画フリリク
「光馨」でした。

実はこれ、ホスト部1巻を初めて読んだ直後に書いたものです。
あ、明らかにキャラ付間違えてる
感が否めなくて恥ずかしい‥‥!(震)

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